ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

結局戻ってくる

2017年03月29日 00時24分20秒 | Weblog
大判の液晶タブレットを導入して一年半余り、日々のお絵描きは粗方
デジタルに移行したのであるが、つい色を付けたくなったり、凝り出して
やたらに時間をかけて描くようになってしまったりと、変な欲が出始め、
結局とりとめもなく、ただ手を動かすだけのようなお絵描きは
アナログで良かろうという結論に至る。

結構久し振りにアナログで描いてみると、無限の解像度と、筆致の自在さ
具合に危うく帰ってこれなさそうになる。液タブやその系統の機器の進化は、
未だに止む所を知らない勢いで伸びているとは言え、このアナログで描く
ある種の心地よさに近い感覚をほぼ再現するには、まだ結構な時間がかかる
だろうと改めて実感する。

もうそろそろ人生において、デジタルで描いた時間とアナログで描いた時間が
釣り合い始める頃であるが、三つ子の魂とでもいうのか、若いころの感覚の
方がどうにも優勢のようだ。これからさらに気の利いた機器が登場して、
それこそ数年後くらいには『ペンもスケッチブックももはや不要なり』とか
言っているかも知れないが、今のところはそれぞれの良さをそれぞれ味わう
ことにする。

もう最近では、物心ついたころにはデジタル絵、という人も結構いるのだろうな
と思うと、随分未来に来たものだという気持ちになる。
コメント
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