ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

気付かれないうちに

2014年10月29日 23時37分26秒 | Weblog
制服関連の資料に、ネクタイの結び方についての項目があり、それを見て
初めて己のネクタイの結び方が間違っていた事を知る。
高校生の時の制服がネクタイ付きで、常時着用と言うわけでは無かったが、
そこで知識を得てからずっと間違い通しだったことになる。

結び方について、生徒手帳やそういったところにもやり方は書いておらず、
その他の手引書や、教員による指導も無く、たまに結び方を忘れた同級生が
聞いてくる程度の環境が、今思うと間違いを正せなかった土台を醸成して
いたのだろう。

そもそもネクタイはそれなりにでも結んでしまって、形を作れば大体外面は
出来上がるので、過程がどうであるかは正誤も含めてほぼ分からない。
簡易的なネクタイの中には、胸元に付けるだけ、というタイプのものも
あるが、それもよほど注意深く見ないと分からない。

既に出来上がったものの外面から、正しい成り立ちを知ることがいかに
困難かということ、そして結果が何とか取り繕えれば良かろうと思って
いると、結局己のやり方しか見えなくなることを思い知らされる。

誰が、何が、すぐに困るわけでもないが、知ったならばすぐにでも
改めたくなる、そんな物事がまだ他にも沢山ありそうだ。
コメント
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