自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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人はどう死ぬのか  その12  生検による転移の危険性

2023-09-24 06:42:25 | 介護


私は、以下の内容は非常に重要な問題だと思うので
詳しく書き写します。
p.156 がんの転移には、大きく分けて、
   「血行性転移」「リンパ性転移」「播種性転移」
   「湿潤」があります。

   血行性転移は、がん細胞が血流に乗って広がるもので、
   リンパ性転移はリンパ管を通じて広がるもの、
   播種性転移はがんからこぼれた細胞が、腹膜や胸膜に
   種をまいたように広がる転移、湿潤はとなり合った
   臓器にしみ出るように移る転移です。

   問題になるのは血行性転移です。
   がん細胞が血流に乗るためには、血管の中に入らなければ
   なりません。通常の血行性転移では、がんが湿潤して
   血管の壁を破って中に侵入します。

   がんの確定診断をつけるための生検は、鉗子で腫瘍の一部を
   ちぎり取ります。当然、出欠しますし、がん細胞も剥がれます。
   その剥がれた細胞が、血管内に入ることはないのでしょうか。

   出血するということは血管が破れているということですから、
   生検で剝がれ落ちたがん細胞が吸い込まれることもあるでしょう。
   がん細胞にすれば、血管の壁に湿潤してもぐり込むより、
   はるかに楽に侵入できることになります。

   これが血行性転移を引き起こすのではないか、だから、
   早期がんでも転移している患者さんがいるのではないか、
   というのが私の疑問です。

   私に限らず、これくらいのことは多くの医師が気づいて
   いるはずです。しかし、その先は恐ろしくて考えられない
p.157 のでしょう。何人かの医師に聞いてみましたが、いずれも
   その話には触れたくないと言わんばかりでした。
   言わばがん診断界のタブーです。

   (中略)こういう不都合な事実が、
   良くも悪くもほとんど広がらないのが日本の特徴です


あぁ、そう。やっぱり日本という国は「臭い物に蓋をして」
「お上の言うことを妄信して、走り出したら止まらない」、
そういう情けない国なのね・・・・・
私は常々思っていることなので驚きませんが、フツーの人たちは
「まさか、そんな・・・・・」という反応の方が多数派だと思われます。

今日も、もっと詳しく書き写したかったのですが、
もう、これらの内容に疲れ果ててしまいました。
読者の皆様は、是非ともこの本を読んで、自分でご判断願います。


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