p.26 不調でお悩みの方の食習慣には、ある共通点があります。
それは同じようなものを常に食べる「ばっかり食べ」です。
大勢の相談者の食の記録を検証している中で、ふとそのことに
気づいたのです。
たとえ同じ食材であっても、体に合う人と合わない人がいますし、
季節によっても合う時期と合わない時期があります。同じものばかり
食べる偏った「ばっかり食べ」は、とても危険な食べ方なのです。
p.27 (中略)例えばトマトの94%は水分なので、炎天下で熱中症気味の時などは、
冷えたトマトを丸かじりした方が熱を放出できます。汗ばむ季節にいただく
旬のトマトはまさに薬になります。ところが、トマトを寒い時期に食べれば、
体を冷やす「毒」になるのです。実際、冷え性でお悩みの相談者の方の多くは、
水分が多く、体を冷やす、トマトをはじめとする夏野菜を秋冬にも食べている
方が多くいました。
今の時代は夏野菜が1年中スーパーマーケットに並んでいるので、季節を問わず
食べているうちに冷え性になってしまったのです。
まさに、「旬は薬」になるけれど、「季節外れは毒」になるのです。
本当に多くの人たちが、男女を問わず、
ヒステリックなほどに「健康のために、生野菜を食べなくちゃ!」と、
レタスやトマトの山を嬉しそうに頬張っています。
一頃、「酵素を活かすためには、火を通しちゃダメ」という説が蔓延し、
私や夫も「素材(野菜)のシャキシャキ感を残す」調理に燃えていました。
西洋料理のレシピや写真をみると、ほうれん草もトマトもクタクタに煮てあって、
「よくこんなグジャグジャを食べられるよね」と言い合っていました。
今はグジャグジャの野菜スープ、またはStick Mixerでポタージュにして食べて平気。
宗教じゃないけれど、「頭で食べる」とは、こういうことなのね、、、
と思う他ありません。
要は、「理詰めで納得して、口が慣れれば美味しく感じる」のですから。
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