自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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人はどう死ぬのか  その10  がん検診のメリットとデメリット

2023-09-19 06:54:40 | 介護


p.150 メリットは、検診でがんが早期発見され、
   治療で助かる可能性があることです。

   一見、おれは大きなことのように思われがちですが、
   その人が検診を受けなかったら、必ず死んでいたとは
   かぎりません。症状が出てから治療しても、
   助かる人がいるからです。

   あるいは、そのがんは治療の必要がないがんの場合もある。
   いわゆる「がんもどき」です。

   実際、勧告では、2000年ごろから超音波診断による甲状腺がんの
   検診が広まって、甲状腺がんの患者数が急増しました。
   それで手術件数も飛躍的に増えたのですが、
   甲状腺がんの死亡率は下がらなかったそうです。

   つまり、切らなくてもいいがんを切っただけ。
   それで「過剰診療」の問題を引き起こしたのです。

剰診療」という報道は私は眼にしたことがありません。
不思議ですね。

p.150 がん検診のデメリットは、疑い診断で精密検査となり、
  日本ではそういった検証がなされているのでしょうか????
「過 時間とお金を浪費させられ、無用の不安に苛まれることも
   ありますが、もっとも大きいのは検査被爆による発がん

   日本は検査被爆による発がんが世界中でダントツに多く、
   欧米は全がん患者の1%前後であるのに対し、日本は3%も
   あります。つまり、日本のがん患者の約30人に一人は
   検査被爆でがんになったということです。

p.151 がん検診で一人でも助かる人がいるなら、検査は行うべき
   だと言うなら、
がん検診で一人でもがんになる人がいるなら、
   検査はやめるべきだとも言えるでしょう。


それなのに、世の中は「検診を受けましょう」の大合唱です。
誰のために?何のために?を考えていくと、恐ろしい構造が見えてきて
私は居ても立っても居られない心境です。
   

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