例によって、夕方は近所の散歩。
どこに行っても、美しい山々と緑の大地、洒落たホテルや牧場。
日本との違いに溜息が出ます。
さて、50歳を過ぎると何故、炭水化物が必要でないのか、
少し抜書きしておきます。
P.18 「人体は二つのエンジンで動いている」
私たちが話したり、歩いたり、考えたりできるのは、
酸素や食べ物などを取り込み、体内でエネルギーを作っているからです。
そのエネルギーを生成するエンジンは、二種類あります。
この二種類のエンジンは同時に働くものですが、
メインとサブに分かれており、ある年齢を境に
メインが入れ替わるということが分りました。
その年齢こそが50歳前後だったのです。
耳新しい概念ですね。私自身は、随分前に安保徹医師の著書で
解糖系とミトコンドリア系の存在を知り、お遊びで
ミュージカル「ミトコとカイトの妥協結婚生活物語」を考えたりしました。
以下、本分の続きです。
その二つのエンジンとは、
「解糖エンジン」と「ミトコンドリアエンジン」といいます。
「解糖エンジン」は、糖分を燃料としてエネルギーを作るエンジン。
主に炭水化物を糖に変え、瞬発力のある働きをしたり、
皮膚や粘膜、骨髄の細胞の材料を作り出します。
もう一つの「ミトコンドリアエンジン」は、
酸素を燃料としてエネルギーを作り出します。
こちらは瞬発力は弱いのですが、持続力に優れ、心臓や脳の神経細胞など、
持続してエネルギーの必要な部位への供給を担当しています。
このように、人間の身体は、二つの異なるエンジンからなる、
ハイブリッドエンジンを搭載していたのです。
このハイブリッドエンジンは、若いときには「解糖エンジン」メインで働き、
やがて「ミトコンドリアエンジン」へと移行します。
この切り替わる時期が、だいたい50歳なのです。
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