「風が吹いたら桶屋が儲かった」という話があります。
75歳になったばかりの私が、自力整体を楽しんでいるのが
Reasonableかどうかは、諸説（？）あるでしょうが、
身体の色々なトラブルを克服し、現在があるのは事実です。
小中学校を関西で過ごし、放課後は一人で六甲山を駆け巡り、
あまり美しくない大阪湾で泳いで蛎殻の傷だらけの少女時代。
現在の驚異的な体力は、天性のモノがこの時代に強化された
であろうことは間違いありません。
結婚して子育てが一段落したところで、
「夫婦で百名山踏破」に挑み始め、40～60代は山三昧。
後、数座で踏破！という時期に膝痛になり、苦しみました。
何しろ、登るのは平気だけど、降りて来られないのです。
両手の杖にすがりながら後ろ向きに降りるのですが、
当然、時間は普通の何倍もかかりました。
北海道の野生の熊が出没する山域で日没になり、
恐ろしい思いをした経験もあります。
その膝痛を克服するために、色々な治療や方法を模索し、
自力整体という健康法で快癒したことが、現在の私に
繋がっています。
団塊世代の私が、早めに退職して百名山や世界の山を楽しみ、
卓球やテニス、バレエなどを楽しめるのは自力整体のお陰です。
この福音を同世代の仲間に伝えたいと思い、
山と渓谷社に売り込みに行き、上記のような書籍を出版して
もらいました。
医者でも鍼灸師でもない、無名の私が原稿料をいただいて
全国の書店に並ぶ本を出せたのは、本当にラッキーでした。
この本は現在も教室のテキストとして重宝していますし、
同世代のナビ仲間さんたちからも好評でした。
何よりラッキーだったことは、
「膝痛で苦しんだお陰で、一生役に立つ健康法に出会い、」
「それを友人や生徒さんたちにお伝えして、感謝される」
こういう老後を過ごせていることです。
ただし、百名山巡りにかかったお金、
様々な治療院巡りに使ったお金、
自力整体に巡り合って、八王子の教室や
西宮の矢上先生の研修に通った費用などを思うと、
そりゃあ、結構使っています。
それらをReasonableと捉えられるのは、
そのお陰で、現在の健康管理に自信が持てているからです。
朝、目覚めて6分ほど足首から頭の先まで動かし、
寝る前にも自分で整体して、熟睡することができます。
人間誰しも、いつかは終わりを迎えるのですが、
しっかり情報を吟味して、快適な日常生活を楽しみ、
思い煩うことなく逝けるのが最高の幸せ
だと思うこの頃です。
