自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

健康「いろはガルタ」  《こ》

2007-12-08 09:43:17 | Weblog
《こ》 五本指ソックス、履きにくければ 黄信号

 私の母(83歳)は飛びっきりの冷え性で、老人性膝関節症に悩んでいます。
「自力整体」(東洋医学)の考えでは、冷えの原因は三つくらいに分類できます。
1.身体を温める燃料(脂肪)を一杯蓄えているのに、
  着火財(暖かい血潮と情熱)が乏しい。
2.間違った栄養学で、身体を冷やすもの(牛乳、生野菜、果物)や
  身体に負担な食べ物の摂取が多い。
3.身体のケアが足りなくて(=老廃物が多い)、気や血液の巡りが悪く、
  末端まで暖まらない。

 健康は、<正しい心の持ち方、食べ物、身体の手入れ>の3点セットが確実に
実行されるところに花開くのです。が、言うは易く、行なうは難し。特に、
高齢者に向かって、一度に全てを改善するよう迫っても、出来ないことだらけで、
逆効果になりかねません。そこで、比較的容易な、「身体のケアから始めましょう。」
と言って、5本指ソックスを履くことを勧めました。

 ところがなんと、「あんなに履き難くて、大変なものはダメ」と言うのです。
なるほど母の足を見ると、5本の指が全部重なり合って、真ん中に寄っています。
「足指じゃんけん、グー・パー・チョキ!」などという体操がありますが、とんでもない! 
常にギュっとグーに丸まっていて、開くどころではありません。これでは
血液も気も流れないばかりか、老廃物が溜まる一方です。
つまり、暖かい血液が入ってこられない!

 そのための辛さ、履き難さは良くわかります。だからこそ
<冷えが酷くて「5本指」が履けない、履けないから益々冷える>という悪循環を
断ち切りたいのです。朝、左右両方を履くのに5分ずつかかったとしても、夜、お風呂に
入るまでの十数時間は足の指同士を離して、歩く度に木綿の布で刺激できるのです。

 また、足の指が開き難い方は、テレビを見ながらでもお喋りをしながらでも、
頻繁に足を触りましょう。左足脛を右足太ももの上に載せ、左足親指1本を左手で持ち、
その他4本を右手でつかみ、縦横方向にリズミカルに開いてあげます。回数は、
縦・縦・縦・縦・横にゆっくりジワ~っという感じです。こういう刺激を繰り返していれば、
確実に巡りが良くなってきます。気長に楽しみながら続けることが大切です。
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