「サシミの法則」とは、ネットから拾ってみると、
http://blog.livedoor.jp/ff_polaris/archives/54204196.html
「刺し身の法則」をご存じだろうか。
社会的集団を取ることで知られるミツバチやアリにおいて
集団の3割は せっせと働き…4割は普通に働き残りの3割は
あまり働かないものに分かれるという。
その集団からせっせと働く3割を除いても、あるいは…
あまり働かない3割を除いても残った集団は自然にまた
上記の3割、4割、3割に分かれるという。
「3:4:3→サシミ→刺し身」の法則というわけだ。
p.88 介護現場でも、社会集団での「サシミの法則」通り、
3割はよく働き、4割は普通で、残り3割の人があまり働かない。
働かないだけであればよいのだが、この残り3割はだいたいが
「上から目線型」や「ダメダメ型」の問題介護をしがちな
介護ヘルパー、またはその予備軍なのだ。
順序が入れ替わるが、
p.82
「問題行動の陰に問題介護あり」
問題行動とは高齢者の徘徊や介護拒否、被害妄想、異食など
認知症が進行することによって生じる行動のことを言う。
この問題行動は介護次第と言われるほど、介護する相手との
関わり方に大きな影響力があるのだ。いわゆる問題行動をする
人に対して、問題のある介護をすると、問題行動だらけになり、
それを封じ込めるために薬が投与され、やがてお年寄りが
問題行動さえもできなくなってしまうという現実が存在する。
介護は3~4K(きつい、きたない、きけん、くらい、、、)職場なので、
ヘルパーは簡単に辞めてしまい、常に人手不足だから、簡単に次の職場に
入れる。そこが自分の様式に合わなければまた、すぐに移動するそうです。
自分の様式というのは、現場で働くヘルパーのタイプで、
p.87 「上から目線型」「ダメダメ型」「職務優先型」「新人類型」
「優等生型」(自身が親の介護をした経験があるか、お年寄りが好き)
などで、一番良いのはもちろん優等生型だそうです。
紹介が前後しましたが、ヘルパーさん選びは大変な作業で、
もちろん「選べない」ことが多く、イイ人に巡り合っても、
長続きはしないもの!ということらしいです。
だから、著者のお勧めは「自宅を終の棲家に」ということなのです。
*****************
この項での著者のお勧め文献は
「誰も書かなかった老人ホーム」小嶋勝利(老人ホーム紹介業)・著