Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(12)

2009年12月17日 | SideSteps
8月23日(土曜日)
早朝3時からミックス開始、とは言え、ミックスというより、明らかなる波形編集作業。週央に伊東氏から編曲内容について最終確定した内容を受け取っており、これに基づいて各パートの波形を切り出して編集する作業を開始する。編曲内容については、映像編集用アプリにて、音源を1/30タイムフレームベースで正確に切って編集してみたとのことで、デモとともに細かい設計図が送付されてきていたので、まずは計算機を使用して1/30秒→x/1000秒への換算を行なって、波形のコピペ。決して悪いことをしているわけではないのだが、ライブ音源を切り刻んで編集するという作業は、神聖なる身を切り刻むかのような「腑分け」(解体新書)的な要素があるのか、躊躇という残尿感のある作業となるも、計算ミスや作業ミスなきよう行なうも、想像していたよりも比較的短時間のうちに終了。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(11)

2009年12月16日 | SideSteps
8月16日(日曜日)
この日も早朝4時には起床。まだ最終アレンジは確定していないが、これまでそのような必要性がなく、従って未経験である波形編集について予行演習的にProToolsにて編集作業。全くやったことのない作業+恐らく今後もやることはないであろう作業について、3時間程度で大体の機能と方法をマスターするが、本編では巧くつながるかどうかは全くもって未知数。伊東氏のサンプルmp3では映像編集アプリにて編集されたものを聴いていたが、自然につながるのかは全く自信なし。最悪は2ミックスで編集してクロスフェードを駆使しながらリバーブでも咬ませばイイかと思うも、アレンジを聴くに、ソロ尺(ソロの長さ)が半減していたりしてかなり複雑であることから、マルチトラックなまま波形編集作業に入らなければならないと直観し、それがこの予行演習にて確信へと変化したこともあり、さらなる不安が募る。それを抱えつつ、最終アレンジが確定するのを待つ。締め切りは29日(土曜日)ということで、完全なる週末が確保できるのは来週末(22/23日)のみ。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(10)

2009年12月15日 | SideSteps
朝7時程度から朝の二度寝をするが、外出後の夕刻には伊東氏から案3のサンプルmp3ファイルが到着しており、ダウンロードをして虚心坦懐に何度か聴く。前半の違和感部分はまだ残るものの、基本的には案2を活かした「展開激変」系であり、初めて聴く人がどのように思うか未知数だが、もともと案2を推挙していたこともあって、ある程度の納得感。ちなみに同曲については、時間短縮アレンジ前のオリジナル-デモを初めて聴いた際に演奏の困難さを直観するとともに”なにがなんだか分からない”というのが第一印象であり、当人達でさえそうであるのだから、案1でもそれなりの展開の変化を感じてくれる筈(よって案1でよい)という意見もあったが、確かにそうかもしれないとの一抹の不安。ただ、案3で音源は提出し、あとは予選通過後の練習にてアレンジの課題も解決できる、と踏み、マスタリングした音源とその意見を連ねて、翌朝に他メンバーへ送付。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(9)

2009年12月14日 | SideSteps
8月15日(土曜日)
このところ、土日の起床時間は早く、ウィークデイの時間的損失を取り戻そうという意識があるのか、早朝から目覚めて早速市況をチェックしつつ、作業の準備。午前2時半に起床すると再度ミックスの微調整ならびにマスタリング。審査される他音源に対して劣後することのないように、音圧競争へ突入する決意をし、マスタリング段階でのリミッティング(いわゆるマキシマイザー)と、より肉迫的な質感を出すためにチューブシミュレーターを咬まして、mp3ファイルを作成。マスタリングされた波形を見るに、まるで最近のCD(直観的には椎名林檎のそれ)の波形のようなレベルギリギリまでネジ込んであり、苦笑。mp3ファイルとしてプレイヤーに取り込むと、それを3種類のイヤフォンにて確認。さらにスピーカーから出してみて最終確認を行なう。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(番外編)

2009年12月13日 | SideSteps
昨日、日経おとなのバンド大賞2009グランプリ獲得を祝しての祝賀パーティー兼ミーティングが伊東邸にて行なわれました。伊東邸での美味しい料理の”もてなし”により、13時から開催、次回ライブとそれ以降のレコーディングのスケジュールについても討論し、19時程度閉会。


<写真解説:1>
東急東横店で購入したケーキ。その予定は全く無かったが、購入せんとすると「メッセージはいかがしますか?」とのこと。当方躊躇するに、ツレ曰く「”祝 優勝”でお願いします」。また、「ロウソクは何本お付けしますか?」との問いに当方「10本で」(本来は来年20周年ということもあり20本としたいも、ケーキが蜂の巣状態になるリスクあり、断念)。


<写真解説:2>
スカパーでの東京予選の模様(この時点で全国大会の放映は未済)を見ながらのパーティながら、他予選会場すべてのバンドについて論評しつつの計6時間の鑑賞会+ミーティング。恥ずかしい映像もあるが、そこはマゾヒスティックにループ的に観賞。


<写真解説:3>
ロウソクの火を吹き消すの図。撮影後、「口が尖っている!」と爆笑されるも、内心”口を尖らせんでどうやって息で吹き消すんじゃ!(怒”と憤懣やる方なし(笑。


<写真解説:4>
昼から酩酊状態のリーダー自らがケーキを切り分け。律儀にも正座をし、”祝 優勝”プレートも等分されて切断。

そして、次回ライブのご案内です。
日時:2010年01月30日(土) 18:00開場,18:30開演
場所:吉祥寺SILVER ELEPHANT
料金:前売 2,000,当日 2,500
皆様のお越しをメンバー一同、お待ち申し上げております。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(8)

2009年12月12日 | SideSteps
SSの持ち味は”展開の多い曲調にある”との信念のもと、それを他メンバーにメールで通知、案2で良いと思うが、前半部分(田村氏の指摘している勝負の分かれ目である”当初の1分間”)に難があると見て、この部分を修正したアレンジをベターとするも、困難であればそのままのライブ演奏で最後には5分のリミットが近づいた段階でFO(フェードアウト)でもいいか、と提案。結局は2対2にて案1と2とが意見拮抗状態となり、伊東氏の方から、案3を提案するとのことで、結論持ち越し(後に講評等から推察するに、幸いにも、この持ち味を考慮した激変アレンジが鍵を握ることになったのだが...)。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(7)

2009年12月11日 | SideSteps
8月12日(水曜日)
帰宅すると、伊東氏から8分30秒→5分以内という無謀とも言える時間短縮アレンジを施したmp3ファイルが2つ到着しているのを発見。案1と案2となっているようだが、案1は中間部を大きく削除し、ソロを温存した「のびのび-バージョン」、案2は逆にソロ等を可能な限り削除し、すべてのモチーフを盛り込むような格好とした「展開激変バージョン」。早速ダウンロードをして聴くに、これまで何度となく練習やミックスで通常版を聴き込んでいる分、かなりな違和感。5分の壁が立ちはだかり、それをブレイクスルーする困難をまざまざと見せつけられるが、数回聴いてみて、より違和感のあった案2を逆説的かつ直観的に選択。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(6)

2009年12月10日 | SideSteps
作業に復帰し、各楽器のバランス調整、フェーダーオートメーションのカーブを書いて、トラック内の過度な音量の上下動(シルエレでのレコーディングではポストフェーダーにAUXを置いて、ここからレコーダーに送っているのか、フェーダーの上下動による録音レベルの上下動がある)を修正し、全体として3時間程度でファイルインポートから簡易ミックスが完了し、これをバウンスしてmp3化まですると本日の作業工程は終了。翌朝にはメンバーに仮ミックスのmp3ファイルを送信して終了。そのウィークデイはmp3プレイヤーに入れた同曲を思い出したように一日一回は会社の行き帰りにて聴く(”思い出したように”聴くのが重要であって、何度も聴いているとそのサウンドに慣れてしまい、感覚が麻痺する)。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(5)

2009年12月09日 | SideSteps
久々にProToolsを使用(前回の”Alive2”以来)したことから、一部作業については、その操作方法を完全に忘却しており、PDF化されているマニュアルを参照しながら、なんとか記憶を甦らせるべく焦れる作業が継続。8月上旬であり、非常なる暑さの中、冷房設備のない当方自室ではスピーカーではなく、ヘッドフォンによる作業であることもあり、汗ダラダラ。水分補給しながら汗だくで作業をするも、時々に複数のヘリコプターの爆音。休憩時間にテレビを見遣るに、これまで行方不明となっていた酒井法子が渋谷署に出頭していた模様(深夜にも再度ヘリ音が聴こえるも、これは”のりピー”を湾岸署まで再移送したことによる模様)。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(4)

2009年12月08日 | SideSteps
ミーティングの翌週には伊東氏からファイルをアップロードした旨の連絡があり、ファイルをダウンロード。1つのwavファイル取得に10分程度かかり、夕食時の合間をぬって計8トラックを一時間以上かけてダウンロードし、早速にミックス作業へ。当日にレコーディングはしたものの、音源を確認するのは今回が初めてであり、巧くレコーディングされているか心配だったが、ファイルをインポートしてミキサーに簡易に立ち上げた音を聴くだに、非常にクリアに録音されており、ひと安心。これまでのミキシングと同様にトラックごとにEQやコンプを調整するとともに、各楽器へリバーブをかける作業。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(3)

2009年12月07日 | SideSteps
8月8日(土曜日)
問題となるのがコンテストの応募要項にある曲の制限時間である「5分間」。当然のことながら我らSSに5分以内で収まる曲があろう筈もなく、やむを得ず、09年5月シルバーエレファントでのライブ演奏(8チャンネルのデジタルマルチレコーディング)の音源をアレンジし、PC上で波形編集するというある意味「暴挙」に出ることに。田村リーダーの持論では、このようなコンテストにおける一次の音源審査は「当初の1分間で決定される」とのこと。本来、8分30秒ある演奏をなんとか5分以内に収めるべく、作業を開始。アレンジパターンは伊東氏が考案するとともに、音源はマルチトラックのwavファイルベースで当方が受領し、自宅のProToolsにて編集、ミックス、マスタリングを行なうというもの。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(2)

2009年12月06日 | SideSteps
再度アレンジを変更してスタジオレコーディングする可能性もあったが、応募締め切りまで1ヶ月を切っており、それまでに練習→レコーディング→ミックスダウンとこなさなければならないことを考えれば、前回のライブレコーディング音源を編集することが第一候補となり、その方向で検討。伊東氏が時間短縮アレンジを行なうとともに、同時並行的に当方が前回ライブでのマルチトラック音源(こういう時のために録音しておいて良かった...と痛感)のミックスと編集を行なうこととし、解散。当方は伊東氏からの音源ファイル送付待ちの状態となる。

日経おとなのバンド大賞2009 奮戦記(1)

2009年12月05日 | SideSteps
8月1日(土曜日)
早朝からSSのミーティング。各々の予定を勘案するにミーティングの時間はこの日の朝9時~11時までの2時間しか取れないこととなり、いつもの渋谷ドトールコーヒー店に集合。当方も自転車にて5分程度で定刻に到着するが、11時以降には横須賀へ軍艦を見に行く予定となっており、短時間での集中した討議を期す。主要な議題は次回のライブ日程とともにコンテストへの応募について。後者については、いろいろな制約条件があり、「演奏時間は5分以内」「(オリジナルであれば)CD化されていない楽曲に限定」等が主要なネックとなり、候補曲は次回アルバム作品に収録予定の曲に自ずと限定されるが、その中から前回シルエレでのライブ(09年5月)で初演となった「Cosmosphare」に決定。

Side Stepsライブ 5月30日ドキュメント(24)

2009年12月03日 | SideSteps
23時程度になるとお開き、それぞれが帰途につくが、行きと同様に府川氏と帰宅。帰りも渋滞等は一切なく(深夜だから当然か...)、0時程度に府川邸へ到着し、荷物を下ろす。駅前であることから、か、0時でも結構なる人通りで驚くが、府川氏に別れを告げて、そのまま車をUターンさせて自宅方面へ。そこから5分もかからずに帰着。当然のことながら楽器を降ろすような気力もなく、そのまま車をガレージに突っ込んで就寝準備。末筆となりましたが、当日お越し下さった御客様ありがとうございました。皆様、次回また御待ちしております。(完)

散財日記

2009年12月02日 | CD批評
Wayne Krantz「Your Basic Live」
ウェイン=クランツなる、最近名前を聞くようになってきたギタリストの2001年と02年のライブ盤。自主制作っぽいジャケがマニア感をそそるが、結構高いな~と思って購入すると、なんと2枚組。ギタートリオながら、NYの55Barなるライブハウスの「ギグ(gig)」であり、音質はほとんどステレオ2chのマイク付き民生用レコーダーの生録の模様で、一応マスタリングはされているながらも、ほとんど盗録的な音質でステレオ感なく、また、ライン音源もない状態。これをCDにして販売してしまう(しかも日本のCD店で販売している)という根性がさすがアメリカ的だが、演奏も「は~、ギグね」という内容。ジャケの乏しい材料から推察するに、「regular weekly gig」とあるから、3人集ってステージ上でリハっぽく演奏したものがそのまま本番になってしまうのがファスト=ミュージックっぽいが、比較的エフェクトを多様し、しかもリンクモジュレーターやロボトーク(ワウの一種;商品名)といった反則エフェクタを多様してギグっており、冗長なる演奏がCD2枚に渡って繰り広げられる。テクニカル的な観点からは、実際見ていれば、それなりに面白いのかもしれないが、CDで聴くだにちょっと勘弁、という内容と思料。こういうのって、「Jamる」(ジャムる)っていうのかしらむ。最近はそのジャム=バンドなるものが多く出現しており、その大抵が聴いて失敗をするので、散財で痛い思いをしながらも、相当に免疫が身に付いたが、Jamって「適当」って意味じゃないでしょ(JAMと言えば新宿JAMを思い出すが、数回ライブをやったか...)