まにゅ~先輩の作品に参加。その話をご連絡いただいたのは新宿駅で特急あずさに乗り込む前にて、それは印象深いのですが、さらに「曲名はPillow Talkの意味じゃないから誤解しないように!」という趣旨のご注意も…実はちょっと誤解してました(笑。その後の宿営地で夜あらためていろいろなバージョンやアレンジを聞き直しましたが、原曲・作詞はハービー・ハンコック。歌詞の内容は子供がパパに「寝る前のお話をして」とお願いするものですが、今どきの世間では「パパ」といってもいろいろなスタイルがありますからね…(苦笑。曲解はさておき、個人的にハンコックって音楽的に雑食なのかイマイチ像を結びにくいボワとした、そうあの「処女航海」ジャケのイメージ。曲構成的には①お話のおねだり→②お話で盛り上がり→③眠りに落ちる(パパの戦略通り!)というもの。ワタクシの場合、寝かしつける愚息より早く寝入るのがいつもでしたが…。その表現をダイナミクスだけでなくリズムがイーブン→時たま漏れるようにスウィング→ついスウィングしてしまう感じになっています(ワタクシの解釈です)が、毎回先輩との作品ではリズムが毎回サラッとムズカシイ。DAWでは自分のリズムのクセやタイム感が思い切りディスプレイに出ますが、毎回悩むのは10~20ms(100分の1~2秒)のズレ。ヒューマン・フィールってこのようなズレの積み重ねで聴く人をグルーブさせると痛感するに加え、あまりこれを意識しすぎると却ってグチャグチャになるという難しさ。ピッタリ合わせるとマスキングしたりもするので、結局あまり考えずに「おりゃ~」とばかりそのまま弾くのがイチバンだったりするのですが。ちなみに後半の映像左に出るのはボーカル(人工)の打ち込みロール。どのような設定や具合になっているのかテクニカル的に大変興味津々です。そこら辺の裏話はさておいて、皆さまには実際どのように聴こえ届くのでしょうか…お楽しみいただければ幸いです。
【これまでの宅録シリーズ】
1. 春望
2. 秋のモノローグ
[Synthv Cover]Tell me a bedtime story / Sheena