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玉肌日記

2008年08月12日 | 玉肌日記
【養老牛温泉(北海道養老牛)】
養老牛は”ようろう うし”と牛を訓読みするのだが、摩周湖からやや東方にある中標津町にある温泉。途中、885号線から150号線に入ってしばらく行くと、目の前の山に、山腹の草木を刈ることによって記したと思われる巨大な”牛”マークにまず度肝を抜かれるのだが、そもそも養老牛とは当て字なる模様にて、もともとは、アイヌ語の「エウオロシ」(頭を水の中に突っ込んでいるの意)から来ている模様。なにが”突っ込んでいる”のかと言えば、この養老牛温泉の中心を流れる標津川の中の立岩を指すとのことながら、養老牛の当て字は、この周囲の牧畜なる雰囲気、そして臭いと非常にマッチしていて妙。泉質は公式にはナトリウム/カルシウムー塩化物/硫酸塩泉(中性低張性高温泉)とのことながら、湯は無色透明で単純温泉のようにプレーン。当然、匂いもなく、奇麗な湯がこんこんと湧き出ている。湯のバラエティはないもの、湯量はかなり豊富なる模様で、様々なタイプの温泉があるが、切り株をくり抜いた温泉に独り使っているとなんだか第三者的に俯瞰してあまりに滑稽。浴後も特段肌へのダメージが少なそうな温泉(Ph7.4)で、何度でも入ることができる。ちなみに当温泉、かなり辺鄙なる場所にあり、温泉街としても2~3軒程度の非常に小規模なものながら、当方宿泊の宿は食事や接客がよろしいのか、かなりな集客であり、事前の閑散予想を大きく裏切られ、大賑わいで圧倒さる。
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