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玉肌日記

2007年12月11日 | 玉肌日記
【黒薙温泉(富山)】
宇奈月温泉からトロッコ列車で2駅目にある黒薙駅から徒歩15分程度にある秘境の宿。当然、徒歩でしか行けないものの、この上流に関西電力の発電所があることから、電気は豊富なのか、通電。ここには黒薙旅館というシブい旅館が1軒だけあるが、中はかなり奇麗にしており、快適。混浴露天1、女性露天1、内湯男女があるが、有名なのは混浴露天。そもそも宇奈月温泉の源泉はここで、ここから直径25センチのパイプで下流まで6キロほど温泉を引いているとのことながら、それだけのことはあり、湯は豊富。混浴露天は20畳以上ある大きなもので、景色も素晴らしく、さらに猿もやってくるという野趣味溢れる環境ながら、その浴槽の大きさからか、湯の鮮度はイマイチ。”自然環境が厳しい”ことから、宿泊者でも入浴は21時までだが、その時間には満天の星空が素晴らしく、露天に入りつつ、天を仰ぐも、空に吸い込まれそうな感覚。流れ星等も見え、なかなか素敵なるものの、周囲の電灯が明るすぎてやや残念。宿の人は”ライトアップ”と言っていたが、そういうよりは(芸術的センスのない)”照明”と言った方が感覚的に近い。鮮度と景色でバランスが良いのは女性露天で、宿泊時には男性も朝と夜の1時間ずつ入浴可。内湯も鮮度は最高で湯がオーバーフローしており、ここに入れば下流にある宇奈月温泉なんて入らなくても問題なし。ちなみに源泉が熱いことから加水しているが、泉質は無色透明で匂いもなし。湯の華も少なく、非常にクリア。総合ではかなり素晴らしい内容であって、再訪の予感。トロッコ列車も面白く、潜在的”鉄ちゃん”な自分を再発見。なお、ここで販売している黒部の水は非常に美味で温泉入浴後に3本完飲。
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