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フォアグラ日記

2006年02月13日 | フォアグラ日記
相撲茶屋 寺尾(ちゃんこ)

以前職場を共にした友人との宴会で10名近くで「冬といえばちゃんこ」。あの大柄な力士を想像してか、ちゃんこと言えば雑な大味を予想していた大学時代とは打って変わって、その価値観も一変した現在だが、通常の鍋と相違して味に各店の特色があり、食べ歩きとしてはなかなか妙味のあるものながら、本場・両国における第一希望「川崎」(ザガットにも載っているほどだ...)が満席ということで、第二希望のこちらに。店名を見ても分かるように、それなりの有名店のようだが、ちゃんこダイニング若、とかはあまりにミーハーなので、ちょっとは渋みのある当店とするも、なにしろ駅から遠い。web上の地図と縮尺で確認するに1kmはあるかと思われるが、待ち合わせ時間に遅刻しそうな身ではこの距離を走るか、走れば100mを20秒として4分程度で行けると踏むも、運動不足、しかも加齢の身では絶対に100m/20秒なんかでは走れるわけも全くなく、とぼとぼ歩くこととするが10分以上を所要。到着すると先方はすでに到着、なんと会社を15分後に出たタクシー組にもbehindする状況で、会社(から15分所要とのこと)からタクれば良かったと思い切り後悔。前回の下町焼肉時にもそうだったが、ちょっと寂しい住宅街の一角にあるが、中は盛況。10人ではかなり狭い場所に陣取るが、目当ての鍋は3種類。醤油/味噌/塩とのことだが、コンロ台は2台しかなく、2者を選択するも、女将にオススメを聞くと、醤油=定番、味噌=準定番、塩=最近発売の実験的商品で”タンメンみたい”とのことで、(こういうセールスもいかがかと思うが)圧倒的に前者2者をリコメンドしていることが自明であり、躊躇無くそれを選択。こういう鍋屋は鍋が来るまでの時間がポイントなのだが、その時間を爆発しそうな欲求の前にビールだけという訳にも行かず、コースを注文し、刺身等をつまむが、基本的には手羽先は評価できるものの、それ以外に新味はなく、毎回コースをオーダーした後に後悔するのだが、鍋屋の必須セオリーは「鍋のみで充分」と宣っていた私淑するグルマンな先輩の金言。注目の鍋では、その距離感もあって味噌としたが、なかなかな味があって、美味。具はイワシのツミレだったと記憶するが(醤油では鳥ツミレ)、かなり柔らかいながらも美味しく、皆完食。基本的にはそのままでも充分だが、恒例の”ゆず胡椒”を入れるとさらなる箸の進み方。最後には饂飩とラーメンを入れて締めとするが、いつもの如く完全に満腹、行きはタクシー組も、この満腹をこなすべく駅まで10数分歩いて解散。
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