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玉肌日記

2008年01月24日 | 玉肌日記
【中房温泉(長野)】
長野県は穂高から中央アルプス方面に12キロ程度マニアックな道を山中に分け入った終点にある温泉。一軒宿で燕岳等の登山口にもなっており、登山者も多いが、ここの温泉は源泉を豊富に有しており、敷地内が温泉公園のようになっていて、なかなかユニークなる趣向。本年の最終営業日に訪問したが、かなりの寒さで道中は厚い積雪(日陰や橋梁部分に薄い積雪あり)や全面凍結さえしていなかったものの、(チェーンを搭載していたものの)ノーマルタイヤではかなり厳しい状態の中、なんとか到達。地図をもらってこれを片手に温泉探索をするが、人気(ひとけ)のない山中にある露天風呂もあり、徒歩5分程度屋外を進むが、積雪な道の中、浴衣+サンダルで進む模様はなんとも周囲とのバランスを欠いており、異様で笑えるも、笑いも凍り付くかなりな寒さ。温泉の到達するも、脱衣設備はかなり乏しく、ほとんど遮蔽の無い中、野趣溢(あふ)れまくる展開に圧倒されるが、温泉はそれだけに素晴らしい。やや硫黄臭がして微白濁するが、源泉掛け流し、しかも苦心の末に考案した空冷式と水冷式にて98℃の源泉を適温に下げて供給するコダワリ(がこれをアッピールしすぎか)。一部の遠距離露天では、日差しによりアオミドロが発生して湯船底を中心にヌルヌルする(ので気をつけるべし)との記載あり、ややビビるも、季節のせいか一部を除いて杞憂。内湯もなかなか充実しており、中でも最も古いという”御座の湯”なるものが、その雰囲気や泉質を含めて最も気に入るも、入浴踏破には12程度の温泉があることから、到着後4つ、夕食後4つ、早朝4つと非常に忙しく、常になにかに追われている感があり、落ち着かないのも確か(ってすべてに入ろうという貧乏根性がそうさせるのだが...)。加えて、混浴、男性専用、女性専用の時間帯もあり、最適解を導くのにやや時間を要するところは難ながら、夏油温泉ほどではなし。常連も多いようで、駐車場整理のオジさんに「初めてか、常連か」と聞かれる異様な状況ながら、質をみればそれもうなずける。
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