Side Steps' Today

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玉肌日記

2011年01月19日 | 玉肌日記
【霊泉寺温泉(長野県上田市)】
上田から松本に抜ける街道、国道254号線からやや南下したところにあり、その名からもなんだか霊験厳かな感も受けるが、数軒の温泉宿が並ぶ小さな温泉街を形成。中にはもちろんその名の霊泉寺というお寺もあるのだが、そこの共同浴場がこれまたシブいと聞いて、早速訪問。どれが共同浴場?と温泉街をうろつくも、平凡なる建物に男湯、女湯の文字とドア。そのドア間の距離が不自然に開いているながらも、入ると番台には受付嬢たるオバちゃんが半身おコタ(こたつ)に入りながらTVにて「お宝テレビ鑑定団」を視聴中。おコタから出ることはなく、手を伸ばしまくって入浴料(200円)とお釣りの授受を完了させると早速入浴。浴場はタイル張りで、上はコンクリートの打ち放し状態で換気設備も窓しかなく、雫が落ちてくる状態であり、湯気で濛々なる状態。湯は適温でよくなじむが、アルカリ単純泉(いわゆるアル単)ではあるものの、弱アルカリであることからヌルヌル感等の特段のアルカリ的特長はなし。湯は無色透明で無味、湯の華も一切ない。やや加熱した湯も注がれている別浴槽もあるが、あまり温度差はなく、大きい湯船で十分に堪能。内湯のみで窓からの景色もいまいち、という気取りの無さがなんとも時流に迎合しておらず良し。ある種の潔ぎ良ささえ感ずる。消毒をしているとのことながら特段の塩素臭等はなく、なかなかに快適。