Side Steps' Today

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玉肌日記

2009年11月24日 | 玉肌日記
【湯ノ沢間欠泉(山形県西置賜郡飯豊町)】
米沢からさらに車で一時間ほど、山形県飯豊町にある温泉。町と名称はついてはいても、場所は大字広川原字湯ノ沢となっており、細い道を進んだ挙句、最後の15キロはダートというかなり困難な状況でここで車がトラブったら最悪、という環境をクリアしてやっと到達。ここは間欠泉であり、入浴できる間欠泉は珍しいとのこと(webによれば入浴できるのはここだけ、とのこと)で、ここの露天は有名ながら、かなり到達には困難で温泉マニアに有名であるという程度か。ph6.6で析出物が多く、鉄泉系(正確にはナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉)と思われるが、茶褐色の透明度の低いお湯だが、湯温は38℃程度(源泉温度は35.1℃ということだが加熱湯が差し湯されており、そんなに冷たくはない)と低く、かなり温め。ゆっくりと間欠泉を見ながら入浴していると30分もあっと言う間ながら、浴後はじわじわと温まる。間欠泉は常に噴いているわけではないので「間欠泉」なのだが、1~2m程度吹き上がること数分、その後あまり止ることなく、また噴き始めるような状態であって、意外なことに、常に噴き上げているような印象(と書いたが、次回入浴時には30分程度待っても噴かず、噴いても1~2分程度のみだったので、圧の関係でかなりバラツキがある模様)。なお、この温泉、天正年間(430年前)に金採掘者が発見して以来、明治から大正にかけては湯治場として栄えたとのことだが、ここまで来るのは車でも難儀であるのに、徒歩であれば途方もない(オヤジギャグ炸裂!)ことである。