Side Steps' Today

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玉肌日記

2008年05月20日 | 玉肌日記
【塩原元湯温泉(栃木)】
塩原といえば、多くの近代的鉄筋コンクリート巨大旅館が立ち並ぶ、かなり開発された温泉街を想像しており、それが当方の趣向とは全くの異であることから足が遠のいていたが、そもそもこの塩原温泉は11の源泉があり、それが広範囲に点在していることが判明。その中で今回は塩原温泉の発祥の地であることから”元湯”という名がついているも、1695年の地震による山津波で温泉街が全滅(!!)・埋没してから、今は3軒の旅館があるのみ、という元湯温泉を訪問。かなり山奥を激走して到着するが、秘湯感があって気に入るも、何よりも素晴らしいのはその温泉の匂いと色。甘いながらも薬効成分が溶け込んでいそうな魅惑的な匂い(やや変態感あり?)と、それを正に色で表現したような抹茶色の湯。これだけで充分に合格ながらも、湯は露天風呂において温めであり、phも6~7程度とかなりマイルドであるので、長時間の入浴が可能。温泉に入り過ぎてかなり皮脂が落ちた顔にも遠慮なくこの温泉成分を擦り込むこととするとともに、遠慮なくこの匂いなら(硫黄臭と違って)体につけても問題なしと判断して長時間入浴するが、確かに本でも大量に持ち込んで長期間湯治をしたいと思わせるに足る内容。ここには黒湯なる真っ黒な湯が湧く源泉もあると聞くが、それは次回に宿泊で訪問する時に取っておくとしても、これまで完全に塩原温泉をナメめた認識でいたのを猛省。