こうじ神父今週の説教

日曜日の福音メッセージをお届けします。

復活節第4主日(ヨハネ10:27-30)そこに「永遠の神に触れる体験」はあるんか

2022-05-07 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2022/5/8(No.1179)
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復活節第4主日(ヨハネ10:27-30)
そこに「永遠の神に触れる体験」はあるんか
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直径20cmのフライパンを買いました。「鉄厚板フライパン」で検索して、いちばん安いのを買いました。同じ直径で高い物は6000円からありましたが、2420円を32%引きで1652円でした。「鉄厚板」で探してヒットしたものには1.6mmのものもあったのですが、私が選んだのは2.3mmの厚さと書かれていました。3.0mmという聞いたこともない厚さのものもありましたが、アルミ製でしたので買いませんでした。

これで何を作るか。全然興味ないとは思いますが、オムレツを作るためです。店で食べると結構な値段がします。それなら練習して、自分で作って食べようという気になりました。一パック222円の卵も三パック買いまして、すでに四回挑戦し、昨日はまあまあのできあがりでした。三パック使い切った頃には「司祭館食堂」を開いて、「生涯忘れないほどのオムレツに触れる体験」を提供できるかも知れません。

「わたしは彼らに永遠の命を与える。」(10・28)今週の説教はこのイエスの約束を説明することに費やしたいと思います。羊に例えられている人々は、イエスを信じ、イエスに全面的に従おうとする人々です。この人々に、イエスはほかの誰も与えることのできないもの、「永遠の命」を与えてくださいます。

まず、「永遠の命」とは何かを考えてみましょう。「これ」と指し示すことができるものではなさそうです。私が考えてみたのは、「永遠である神に触れる体験」と言ったら良いのかなと思いました。ほかの言い方をすると、「生涯忘れないほどの、神に触れる体験」と言っても良いでしょう。

「永遠である神に触れる体験」「生涯忘れないほどの、神に触れる体験」そう言って、「ああなるほど」と言う人はそんなに多くはないでしょう。それよりも、実際の体験を紹介したほうが分かりやすいと思います。私にとって、生涯忘れないほどの神に触れる体験になったのは、中学生の時に聞いた二十六聖人のミサ説教でした。

「あなたがたは何を見に、ここに集まったのか。預言者か。そうだ。言っておく。預言者以上の者である。」2月5日の寒空の中、神学生だったのでしかたなくミサに参加していた私に、ミサの説教は心を打ちました。司祭になったら、生涯、今日の神父様のように心に残る説教をしたいと思ったものです。

その当時は、説教中も下を向いていたので説教師がどなただったのか知らなかったのですが、司祭になり、浦上教会に助任で配属され、司祭館で「司祭になろうと決心した出来事を何か一つ皆で分かち合おう」となった時に初めて知ったのです。主任司祭の川添神父様が「その説教をしたのは私だ。よく司祭になってくれた」と言ってくれました。

一方の川添神父様は、8月9日の原爆の体験を話してくれました。当時長崎商業の学生だった神父様は、動員がかかって学校に集まる予定でしたが行きませんでした。11時2分、原子爆弾が投下され、長崎の町が一瞬で燃えてしまったのです。すべてを失い、長崎商業で学業を続ける意味も失ったときに声を掛けてくれたのが、当時大浦教会におられた浜口庄八神父様でした。

「失う物がもう何もないなら、神学校に行かないか。」そう勧めてもらったおかげで、川添師はすべてを失った後でも決して失われない生き方があると考え、司祭になられたのだそうです。不思議な縁で、「永遠である神に触れる体験」をされた神父様が西坂でなさった説教を通して、私も「生涯忘れないほどの、神に触れる体験」をしたのでした。

「わたしは彼らに永遠の命を与える。」永遠の命を与えてくださる復活したイエスは、今も生きておられます。あなたが、カトリックの信仰をいただいたことを「永遠に続く恵み」と感じさせてくれる体験を、復活の主は用意してくださり、与えてくださいます。

今すぐにでも分かち合える体験を持っている人もいるでしょう。そうでない人も、「わたしは彼らに永遠の命を与える」と言われるイエスに信頼し、いつか体験できるよう願い続けましょう。私も、洗礼を受けたすべての人が永遠である神に触れる体験を味わうその日まで、祈り続けたいと思います。

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‥次の説教は‥‥
復活節第5主日(ヨハネ13:31-33a,34-35)
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ちょっとひとやすみ
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▼ぐっと温かくなってきた。月初めの金曜日(初金)に病人訪問をしているが、家庭にいて聖体拝領をする方からも、「温かくなってきましたね」という会話から始まるようになってきた。季節に敏感なのは、「健康な人ではなくて病人である。」
▼田平教会信徒会館の裏が、かなり開けてきた。開けたことで何本か立っている背の高い木が、取り残された感じになっていたがこのたび伐採することになった。そうなるといよいよ広い土地が手に入り、教会としての活用方法が必要になってくる。
▼私の従来からの考えは「祈りの公園」だが、それよりも早く「耐震補強工事に伴う仮小屋の建設」が必要かも知れない。かつての主任司祭にも「祈りの公園」を願っていた人もいたのでぜひと思っているが、「種蒔く人」と「刈り取る人」が同じとは限らない。

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今週の1枚
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第786回目。信徒会館裏手の、県道直下の土地にある梅の木。梅の実を頂戴する。

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