こうじ神父今週の説教

日曜日の福音メッセージをお届けします。

キリストの聖体(ヨハネ6・51-58)いつか、御聖体のイエス様を届ける人に

2020-06-11 | Weblog
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(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
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こうじ神父
「今週の説教」
2020/6/14(No.1067)
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キリストの聖体(ヨハネ6・51-58)
いつか、御聖体のイエス様を届ける人に
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(ミサ再開のため、現在は古いもののみ視聴可)
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キリストの聖体の祭日、9時のミサで三人のお子さんの初聖体を迎えます。この説教は、初聖体を迎えるこどもたちのため、保護者と関わりあるすべての方々のために話したいと思います。

三つのことを話したいと思います。一つ目は「御聖体に養われる人」、二つ目は「御聖体を探し求める人」、三つ目は「御聖体を届ける人」です。説教の最後にもまとめますので、覚えていてください。

初めに、「御聖体に養われる人」です。今年初聖体を受ける三人は、これまで初聖体を準備してきた誰よりも長く、御聖体をいただく日を待ちました。3月の初聖体の予定からもう100日くらい経ちました。とても長かったと思います。

今日、御聖体のイエス様を受けることができます。聖体拝領は今日が初めてですが、これからずっと、長く御聖体のイエス様をいただいて、イエス様から心もからだも養われて生きていきます。

どんな人も、身体に必要な物を外から取らなければなりません。これからできるだけお休みせず日曜日のミサ、土曜日の繰り上げミサに来て、「御聖体に養われる人」になってください。

二つ目は、「御聖体を探し求める人」です。「御聖体を探しに行くって、神父様は変なことを言うなぁ」と思っているかも知れません。御聖体はたしかに聖櫃に収められています。けれども御聖体がここに収められていても、皆さんがいつもここにいるわけではありません。ですから「ミサに行って、聖体拝領したい」そう思い続けなければ、御聖体をいただくことは難しくなるのです。

今年は3月の終わりから5月まで、御ミサが中止になりました。学校も、長い間お休みになったでしょう。「御ミサに早く行きたいなぁ」と思わなければ、御ミサが始まってもサボってしまうかも知れません。休校中は「小学校に早く行きたいなぁ」とずっと思っていたでしょう?「早く学校のお友だちに会いたい。」学校とお友だちを探し求める人だったから、学校が始まった時、とても嬉しくなれたのです。

初聖体を受ける皆さんも、「また日曜日に教会に行って、御聖体を受けたいなぁ」そんな、「御聖体を探し求める人」でいて欲しいです。いろいろグズグズ言って教会に行きたくない人にならないで欲しいと思います。「御聖体を探し求める人」は、御ミサに行くのが楽しくなるはずです。

最後に、「御聖体を届ける人」です。「御聖体を届ける第一の人」は神父様ですが、実は御聖体を拝領した人はみんな、御聖体のイエス様を届ける人なのです。初聖体を受けたなら、皆さんにも御聖体のイエス様がおいでになりますね。初聖体を受けた皆さんが、御聖体のことを知らない人、まだ初聖体を受けていない小さな子のところに行くことは、御聖体のイエス様を届けに行く人なのです。

日曜日、9時から、田平教会ではミサがあります。日曜日の9時、お家でゲームをしたりアニメを観たりしている他のお友だちがいるかも知れません。そのお友だちと日曜日に会う約束をしたら、何時に約束しますか?日曜日の朝9時ですか?違いますよね。たぶん、お昼前とか、昼からになるでしょう。そのお友だちが「朝の9時においでよ」と言われたらどうしますか?

その時は正直に言ってください。「僕は(私は)、日曜日の9時は教会のミサに行って御聖体を受けるから、ほかの時間がいいな。」これだけで、あなたはお友だちに御聖体のイエス様を届ける人になっているのです。お友だちは日曜日9時のミサを初めて知り、御聖体を受けることも初めて知ります。それだけで、皆さんは立派に御聖体のイエス様を届けているのです。これは、お父さんお母さんも、すべての大人の人も同じことです。

初聖体を受ける皆さんは、今日から御聖体のイエス様がおいでになり、留まってくださいます。でも皆さんが御聖体をいただいたのに、御聖体のイエス様をすっかり忘れてしまったら、御聖体のイエス様を届ける人にはなれません。教会を一歩出たら、御ミサのこと、御聖体のことをすっかり忘れるような人になってはいけません。そうではなくて、御聖体のイエス様が自分の中におられることを思い出せる人でいて欲しいと思います。

神父様は4月と5月の間、この田平教会聖堂で、一人でミサをしていました。世界中には司教様が5千人くらいいます。神父様も50万人くらいいます。もし司教様、神父様がミサをしてなかったら、神父様一人であっても、ミサがなかったら、この世に「御聖体に養われる人」「御聖体を探し求める人」「御聖体を届ける人」はいなかったかも知れません。

たった一人でミサをしながら、「今は一人だけれども、それでも私がミサをしているから、御聖体に養われる人がここにいる。御聖体を探し求める人がここにいる。御聖体を届ける人がここにいる。」そんなふうに思って、気持ちを切らさないでミサをしていました。

今日の初聖体で御聖体のイエス様をほかの誰よりも大切にしたいと思ったなら、その人は神父様か、シスターになってください。またいつか、たとえば50年後に教会で公式のミサが中止になったとき、初聖体を受けた皆さんの誰かが神父様、シスターになってくれたら、世界中のたくさんの人がミサに参加できなくても、「御聖体に養われる人」「御聖体を探し求める人」「御聖体を届ける人」は生き続けると思います。

さあ、お話しの最後です。神父様は三つのお話をしました。一つ目は「御聖体に養われる人」、二つ目は「御聖体を探し求める人」、三つ目は「御聖体を届ける人」でした。御聖体にはイエス様がおられます。初聖体を受けて、これからはずっとイエス様の恵みの中で生きるようにしましょう。これからずっと御聖体を受けて、イエス様と同じ背丈にまで成長することにしましょう。

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‥次の説教は‥‥
年間第12主日(マタイ10・26-33)
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ちょっとひとやすみ
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▼とうとう九州北部も梅雨に入った。マスクが欠かせない生活の中で、梅雨の蒸し暑さはかなり影響する。ミサで考えると、司祭が唱える部分はかなり多い。説教もマスクをしたままだとメガネが曇り、聞く人も真っ白いメガネの説教師が気になって説教どころではないだろう。
▼そんなところに「アベノマスク」が届いた。小さいとは聞いていたが、子供用なのではないだろうか?洗濯をすればきっと更に縮むだろうから、木曜日に届いたマスクを日曜日のミサで使用する頃には、「ビキニマスク」になっているだろう。
▼冗談みたいな話だが、先輩は「これだとマスク二枚ずらして着用しないと使えないな」と言っておられた。二枚着用して上下にずらす。あり得る話だ。それとも二枚を縫い付けて一枚にして使うか?
▼夏用のマスクが出始めている。「アベノマスク」は夏を意識して作られていないから口元が暑く感じる。外出するときにはとてもではないが使えそうにない。司祭館での結婚講座とか、信徒会館での評議会や教会学校とか、室内であまり熱がこもらない場所限定で使うか。
▼室内と言えば、梅雨が始まって心配なのが湿気対策。カビが生えたり、食品をダメにしたり、いろいろと心配事が出てくる。ここで話すようなことではないなぁ。

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今週の1枚
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第674回目。二重にしてみた。こうしてみると意外と使えるかも。意味が違う!

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今週の「笑える」
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「かたこうこつの可動域が大事」「えっと、『けんこうこつ』だよね?」
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† 神に感謝 †
コメント
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