こうじ神父今週の説教

日曜日の福音メッセージをお届けします。

年間第25主日(マルコ9:30-37)イエスが子供に示す愛を学び行う

2018-09-22 | Weblog
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(参考)実際の声を確かめながら読みたい方はこちらをクリック
↓↓説教者の意図が、より自然に伝わます。↓↓
http://hanashi-no-mori.news-site.net/voice/180923.mp3
(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
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こうじ神父
「今週の説教」
2018/9/23(No.964)
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年間第25主日
(マルコ9:30-37)
イエスが子供に示す愛を学び行う
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9月の第4日曜日は、「世界難民移住移動者の日」と定められています。教皇様は年に6回ある特別献金を伴う日に向けてそれぞれメッセージを出されるのですが、今年の世界難民移住移動者の日に向けて発表されたメッセージを、今週は少し取り上げたいと思います。

与えられた福音朗読でイエスは最後にこう言われます。「わたしの名のためにこのような子供の一人を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしではなくて、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。」(9・37)イエスが手を取って抱き上げ、弟子たちに示された「子供」は、「世界難民移住移動者の日」に当てはめて考えれば、「難民」「移住移動者」と見ることができます。

「子供」は誰か頼る者がなければ生きていけない存在です。保護者がいなければ、仮に保護者がいなくても手を差し伸べてくれる人がいなければ、その日を生きることさえ難しいか弱い存在です。「難民」「移住移動者」もまた同じです。この人たちに目を注ぐ教皇フランシスコは、「受け入れる、守る、促進する、共生する」この4つに目を向け、具体的な行動を取るように求めておられます。

ところで私たちは5月に田平教会献堂百周年を迎えましたが、それより32年前、この地に出津と黒島から、小さな家族が移住してきたことを忘れてはなりません。私はその最初の移住者たちをどのように思い起こせばよいのか考えて、田平小教区は世界難民移住移動者の日に、江里山に移住してきたとされる方々を思い起こし、ミサの中で祈っていくことにしました。来年からはできれば、江里山の記念碑の前でミサを行い、先祖のことを思い起こしたいと思っています。

イエスが抱き上げてくださった「子供」、全世界の教会が今週目を向けている「世界難民移住移動者」そして田平小教区の礎となって移住してきた出津と黒島からの移住者、どれも「受け入れる、守る、促進する、共生する」この4つが必要な人たちだと思います。

イエスの時代に、子供たちはイエスが呼び寄せ、抱き上げてくださらないと、同じことを十分に施してくれる人はいなかったのでしょう。勇気ある決断でこの地に移住してきた私たちの先祖の家族も、「受け入れる、守る、促進する、共生する」この4つを十分に受けられなかったかもしれません。世界中に散らばっている現代の難民移住移動者も、先の4つのお世話を十分に受けていないことでしょう。

では、「受け入れる、守る、促進する、共生する」この4つは単なる理想なのでしょうか。私は、イエスだけがこの4つのお世話を十分に果たすことができるのだと思います。すでに時間が過ぎ去っていたり、目の前に難民問題を目にしないために、私たちは十分に果たせないけれども、イエスは過去においでも現代でも、4つのお世話を十分に果たすことができるお方です。

そこで世界中からこの日に特別献金を募って、私たちのお捧げを、イエスがより良い形で活用してくださるように願っています。イエスの手足となって働く人々が、「受け入れる、守る、促進する、共生する」4つのお世話を理想に終わらせないよう、私たちも協力することにしましょう。

一つだけ、私たち田平小教区の先祖を思い出すために、参考になればと思って付け加えたいと思います。私たちは生活の中で、「受け入れる、守る、促進する、共生する」この4つを実践する場がどこかにないか、よく考える必要があります。

新しく家族に加わる人がいるかも知れません。新しい集合住宅ができて、地域に新しい人が入ってくるかもしれません。その人たちも言わば「移住者・移動者」です。移住者・移動者に、私たちはどのような接し方をしてきたでしょうか。ここから、田平に移住してきた先祖をどのように思い起こしたらよいか、世界難民移住移動者の日にどのように関わることができるか、何かの気付きがあるのではないでしょうか。

来年は、できれば江里山で、同じ頃にミサをささげて、移住した先祖を偲び、想いを寄せたいと思います。4つのお世話の最後は「共生する」ということでした。移住者である先祖に思いを向けることで、田平教会家族がより良い共生の道を切り開いていくことができるよう、恵みを願いましょう。

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‥次の説教は‥‥
年間第26主日
(マルコ9:38-43,45,47-48)
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ちょっとひとやすみ
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▼2週間前に、この状況を想像できただろうか。広島カープのマジックがどんどん減り、あわや最短優勝が9月あたまなのでは?という勢いだった。ところが連敗が始まり、更に雨天中止なども重なり、9月22日時点でマジック3である。
▼ちょうど、いい。振替休日の24日に優勝となれば、言うことない。23日でも構わんよ(笑)1泊2日夏休みの残りを、カープ優勝ディナーといこうではないか。現実は居酒屋で見知らぬ人とハイタッチかもしれないが。
▼去年のことを思い出す。甲子園球場の観戦チケットを初めて入手し、身の程知らずにも伊丹空港からカープの出で立ちで球場行きのバスに乗った。物々しい雰囲気かと思いきや、大勢のカープファンに勇気づけられ、試合後にバンザイと、見知らぬ人たちとハイタッチをしたのだった。
▼今年はどこで、どのように祝うのか。のこり3つのマジックの減り具合によるが、思いを強く持てば、叶うのだなと実感した。今年こそは日本一。相手はどこか知らないが、足元すくわれて日本シリーズを逃さないように、応援を続けたい。
▼そう言いながらDAZNもRadikoも今月分で解約し、また我慢ができなくなる5月頃から契約を再開しようと思っている。契約と言えば、日本語変換ソフトも契約を考えている。日本語変換ソフトで有名なATOKが、久しぶりに会社のHPを見てみると月毎に使用料を払い続けて利用するスタイルに変わっていた。今日は22日。契約は10月からか。


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今週の1枚
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第571回目。花壇に咲く黄色い花は日中は開いているが夜は閉じる。生きる知恵。

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