浜崎ヒカル交通館ブログ

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ブルートレインが大幅削減

2007年12月20日 21時25分37秒 | 公共交通
機関車に牽かれながら、夜の闇の中を駆け抜けていく寝台列車は、ブルートレインの愛称で、長年親しまれている。
わたしも、大好きな列車の一つ(その割には乗った回数が少ないが)で、鉄道への興味をエスカレートさせるきっかけとなった列車でもある。
しかし、残念なことに、来年3月の改正で、5愛称5往復ものブルートレインが姿を消すことが正式発表された。それらについては、先月、朝日新聞などで採り上げられていたが、来年の春、ついに悲しい現実となる。
消える列車は、「あかつき」「なは」「銀河」「日本海」のうち1往復、「北斗星」のうち1往復である。
新幹線や飛行機、高速バスの発達で、ブルートレインの利用者の減少が続いたのは確かだが、豪華な個室などがウリの「北斗星」、並走する新幹線や高速バスなどがなく、修学旅行などにも重宝がられている「日本海」、新幹線の走らない時間を有効に活用した「銀河」など、比較的人気の高い列車まで、廃止されることになった。
高速バスなどの隆盛ぶりをみると、夜行の列車も、夜の時間帯を有効に活用しながら移動できるメリットなどから、まだまだ生き残れる余地があると思われる。
今回のブルートレイン大幅削減により、より鉄道離れが進みそうなことも懸念される。
確かに、近年の新幹線や在来線の新型特急列車は、スピードが速く、乗り心地も改善されているが、ほかにそれといった面白みがなく、「列車は単に速く移動するだけの機械」という印象は拭えない。
それに対して、ブルートレインは、乗って移動するだけではなく、「旅人の夢を乗せて走る」という旅情を感じさせてくれる。
これからの鉄道は、金を払って移動するだけのマシーンと化していくのだろうか?
ブルートレインが鉄道趣味への原点となった人たちは、どんどん鉄道趣味から離れていき、鉄道趣味会はますます寂しいことになりそうな気がしてならないのだが、どうだろうか?
来春のダイヤ改正は、わたしにとっては、大変残念な改正である。


寝台急行「銀河」


寝台特急「あかつき・なは」

夜行列車は、そのまま全廃の道をたどるのか?
何らかの形で、存続や復活の方向性も探って欲しいと、わたしは思う。

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