蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

そばしげ  飯山市

2008-10-31 20:41:13 | 蕎麦
江戸時代の庶民にとって善光寺(長野市)から日本海へ抜けるには、飯山から北北西へと進む塩の道がメインルートだった。現在の国道18号線の北国街道は、加賀前田家や佐渡からの御用金輸送のルートに使われ、道を空けなければならない庶民にとっては必ずしも使いやすくはなかったようだ。その昔の塩の道により伝わってきたのか、飯山の街には富倉や大沢にみられるオヤマボクチつなぎの蕎麦が、根を張っているように感じられる。


こちらの蕎麦もオヤマボクチをつなぎとする。ご主人は製粉業と関わりの深い方のようで、蕎麦の品質は高いように感じた。


店内はざっくばらんな雰囲気で、作業服のおじさんとか、どうみても地元の三世代連れとか、とても気軽に来店される感じだ。ただ、この日は天気の良い週末で、私のような非常連の数も多かったようで、ピークには相当な待ち時間が発生してしまったようだ。


ごちそうさまでした。