蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

鮨やなぎ  たびたび登場  江戸川橋

2008-04-09 22:18:29 | 寿司
行きつけのお店が出来ると、味が定まります。鮨でも、天麩羅でも、鰻でも、あの店で、こういう注文をすれば、こうなる筈と予測が立つようになります。「やなぎ」さんは、そんなお店になりつつあります。


お店で、江戸前にぎりを頂くのは、初めてです。やはり、出前の時よりも、ネタとシャリがうまく溶け合う感じがします。それに光物の魚の舌触りも、ちょっと違うような?しかし、こちらでは、出前にもいろいろと細かく気を使っているようなので、気分の問題かもしれませんね。


ちょっとブレましたが、こちらのコハダはよいですね。江戸前らしい小ざっぱりした口当たりが、なんとも粋です。


鯖に鯵。どちらも、曲者かもしれないが、味の深さは、並ぶもの無しでしょう。江戸前と言いながら、こんなに厚く切った鯖。昔なら、考えられないと思いますが、保存技術の進歩した今日の江戸前として、実に相応しいと思いました。




煮穴子に、煮ほたて。穴子は口の中で見事にとろけて、ツメのあじわいが口中に広がる。いや、実に柔らかく煮あがっているのだ。ほたては、貝類らしく、噛み締めるとどんどん味が出てくる。どちらも、深い味わいがあるのだ。


この日は調子にのって、追加のカワハギを注文してしまった。なにしろ、本日のお奨めだったし。
カワハギの肝をごく少量味見すれば、鮮度抜群で、臭み全く無し。そこで、ガリを刷毛にしてカワハギの身に醤油を薄く塗り、いただきました!