とりあえず、今年の仕事は表向きは今日で終わりです(とは言うものの、残念ながら休みの間も頭の中はダラダラと気になる仕事方面から離れそうにありませんが)。年初に今年の出版予定を書きましたが、すべての企画を実現することはできませんでした。なにしろ超零細弱小貧乏地方一人出版社(笑)としては、いろいろ社会の流れをながめたり、タイミングを考えたり、費用のこと、支払いのことなども考えながら、頭のなかで押したり引いたりしながら、まだまだ悩みながらの出版活動です。没になった企画もあれば引き続き来年に持ち越しという企画もあったりで、まあそういうことも含めておもしろい仕事だと常々思っています。
来年3月までに「非正規切り8万5千人」――という見出しの今日の朝刊。トップの写真は、たくさんの人たちがこの寒空の下、立ちあがっている姿です。とても励まされる、生きる力を与えてくれる写真です。時代が大きく変わろうとしています。さまざまなところで変革が求められています。だからそのたたかいに役立つ出版活動をしていきたいと強く思います。そのために自らが企画・出版して世に問うていくことは当然のことですが、合わせて、全国のたたかうみなさん、小さな出版社ではありますが、ぜひこの機関紙出版の出版機能をたたかいの武器として活用してください。出版&書店業界も厳しい状況にはありますが、まだまだその発信・宣伝・啓蒙・流通力は大きなものです。『蟹工船』の大ヒットに見るように、始めはとても小さな動きでもそれが人々の気持ちを、心をつかめばとても大きな力になりうるのですから。
あっ、このブログは年末年始もネット環境がある限りは更新していきますよ。