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トヨタ自動車と「蟹工船」

2008年12月01日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 トヨタ自動車(だけではありませんが)の人減らしの酷さが際立っています。

『しんぶん赤旗』(11月30日)によると、トヨタは10月以降で3000人の非正規労働者を首切りする計画を発表、その一方では莫大な利益を上げ、株主への配当がこの8年間で5倍になりました。株主の多くはグループ企業や信託銀行、生命保険会社などで2008年度中間配当は2037億円です。2007年度の配当総額は4432億円でした。ところがこの3000人の雇用に必要な金額は90億円で、その金額はトヨタ創業家2人分の配当4年分だけで賄われる金額だそうです。まあ簡単にいえば、4432円の儲けのためにほんのわずか90円さえもケチって3000人もの人たちの人生を狂わせる、そういう会社、それがトヨタということなんですかね。まさに会社は株主のためのものということを地でいく、そういうところなんでしょう。

 記事には大手自動車メーカーの人減らし計画というのが載っています。よく見るとトヨタは営業利益に占める配当総額の割合が他社と比べても異常に高いです。まさに一人勝ちということなんでしょうが、その裏には相当のコストダウン、人件費切り下げ、非正規雇用への依存などがあったということなのですね。

 関連して『赤旗日曜版』(11月30日)に、「トヨタ期間従業員日記」というのが載っていて、その中でトヨタ労組の職場会のことが書かれてます。「期間従業員は2年目から組合に加盟させられる。毎月、1000円くらいの組合費を払っている。なのに、期間従業員切り話はまったく出なかった」。一方同じ紙面ではトヨタ労組企画局長という人が「期間従業員の組合員化をすすめ、9月で1500人になった」と自慢し、「今後は一時金をあてにしないでほしい。来年は30%、50万円カットします」と組合がまだ要求額も決めていないのに一方的な減額宣言をする職場のグループリーダーの発言も紹介されています。いったいこの会社の組合は何をしているんでしょうか。何のために存在しているんでしょうか。

 きらびやかなトヨタ自動車のCM。有名俳優が出演し車の素晴らしさがさりげなく宣伝され、その魅力にひかれて私たちは多額のローンなどを組み車を購入、日々の生活を楽しんでいます。それは人それぞれ自由なことです。でも表には現れない、その陰となっている事柄につて知っておきたいと思います。これはまさに「蟹工船」の世界とそっくりですよね。

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もう12月です・・・。

2008年12月01日 | 編集・営業ふらふら雑記

 ああ~、もう12月です。まあいつもと同じように月が替っただけですが、なんとなく、うーむ、という気分になります。また寒い冬の到来ということもそんな気分に重なって迫ってきます。今日は天気はいいですが。

 まあせっかくこういう月なので、その気分に乗って常日頃から気になっている仕事周辺の諸々のことを一気に片付けようと決意するが。いや片付けたい、いや片付けたらいいなあ、いや出来れば片付けよう、時間があれば片付けよう、片付けた方がいいに決まっている、片付けたほうが望ましい、片付けるに越したことはない、出来れば片付けたい、まあそのうち片付けよう、とは言うもののすぐには片付けられないかもしれない、まあ気が向けば片付けよう・・・などと思案中です。
 
 

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