岐阜市の柳ヶ瀬商店街にあるたこ焼き屋「たこ八」。いつからあるかは知らないが、ずっと前からある。短髪のお母さんが1人でやっていて、いつも店の横に出したテーブルと椅子に誰かしらが座って缶ビールなどをやっている光景は空気のよう。周りは日中でも閉めてしまった店ばかりなので、この店だけポツンと残った感じ。ただこの店も現在は週末の昼間しか営業していない様子。いつも通り過ぎるだけなのでこの日は購入してみた。ひょっとすると以前に買って食べたことがあるかもしれないが記憶はおぼろげ。お母さんに告げると保温箱の中から出来上がりのたこ焼きを手渡してくれる。「横で食べるよ。」と告げるとジョッキに氷水を入れて出してくれた。
本当はビールをいきたいところだけれど乗物があるので我慢。店頭にビールとは書いてないがきっとお母さんに言えば出してくれるのだろう。たこ焼きは全部で8個。ソースも鰹節もかかっておらず、表面は揚げ焼きと言っていいくらいの感じ。箸でつまむと中はトロトロ。キャベツが少し入っているかな。シンプルに出汁の味を楽しむタイプのたこ焼き。今でこそ色々な種類のたこ焼きがあるが、昔はこういうタイプってこの地方では珍しかったんじゃないかな。中のタコも今となっては”大たこ焼”と謳うほどには大きくないけれど、演歌のインストを聴きながらサクッと美味しくいただいた。(勘定は¥500)
↓ 真砂町の忠節通り沿いにある建物(建築詳細不明)◇。全然古い建物ではないが、壁面高く造られた飾りが昭和っぽくて素敵。電話の看板があるのでそちら関係の建物だったのかな。
たこ八
岐阜県岐阜市柳ケ瀬通3-16
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