I Can't Stand The Rain / Ann Peebles (1974)
アル・グリーン(Al Green)やO.V.ライト(O.V.Wright)を輩出したHi Recordsから発売された1974年のアン・ピーブルス(Ann Peebles)のアルバムを購入。有名な表題曲「I Can't Stand The Rain」はティナ・ターナー(Tina Turner)やロン・ウッド(Ron Wood)にカヴァーされていたので、自分は80年代にそちらを先に聴いたクチ。オリジナルを聴くのは初めてだ。
雨音を表現したと言われる不思議なシンセのような音(”エレクトリック・ティンバレス”というラテン打楽器だそうだ)から始まる曲は、サビに向かうにつれて往年のハイ・サウンドらしさが出てくる素晴らしい曲。なんと一晩で出来た曲なのだとか。さすがアーティストも惹かれる名曲、やっぱりオリジナルはいいなァ。もう1曲聴き覚えのある曲が。「I'm Gonna Tear Your Playhouse Down」は80年代のイギリスのソウル・シンガー、ポール・ヤング(Paul Young)のアルバムで聴いたことがあった。そちらは当時流行りのサンプリング音、”オーケストラ・ヒット”を使ってよりポップに編曲されていたが大好きだった曲。オリジナルはグッと腰を落として渋めだがしみじみといい曲だ。この時代のアルバムにありがちだが、ヒットした曲の2番煎じ的な曲も入ってしまっているものの、派手に押し付けるような歌唱ではない彼女の歌い方は素敵。
オークションにて購入(¥462)
- CD (2009/5/12)
- Disc : 1
- Format: CD, Import
- Label : Fat Possum [Old]
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