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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

魚住商店 @福岡県北九州市

2019年08月03日 | 福岡県

取引先との研修旅行で5年半ぶりに福岡県北九州市へ。一応観光する時間もあるにはあるのだが、団体行動なので自由時間は多くない。昼に門司港でみんなと食事(ビール付)した後のわずかな自由時間を利用して、門司港周辺の近代建築を駆け足で周る。ずっと雨模様だし1か所に留まって見学する時間は短いのでフラストレーションも溜まるが「あれを観るのを忘れた…」と後悔しないように1つ1つ潰していく。そんな間にも寄ってみたいと思っていたこちらの店へ。門司港から北に上がった住宅街にある酒屋「魚住商店」。北九州は”角打ち”(酒屋での立ち呑み)の発祥地とも聞くが、この店も角打ちが出来るらしい(初日の旅程では酒もOKと言われている)。ただ観光客がすっと入っていける店なのかどうかは分からず、ドキドキしながら店へ。地図が指し示すこんな路地(写真下左)を上がっていくと坂の途中に店があった。

ガラガラとガラス戸を開けると中にカウンターがあって老齢の先客が1名。もちろん立ち呑み。奥の間から「いらっしゃい。」と主人が出てきた。棚には1升瓶の日本酒や焼酎が並んでいて、後ろには冷蔵庫がいくつか。中に酒が入っているのだと思うが、さすがに勝手には開けられない。見えている棚の選択肢はあまり多くないので「剣菱」を”ひや”でお願いした。桝に入ったやや大きめなコップに酒が注がれる。”こぼし”はなし。口から迎えに行き、ごくっとやる。酒は何があるとか、肴は何があるとかの案内はほとんど無く、見当たるのはあられやかっぱえびせん程度。すぐに中に引っ込んだ主人が紙を敷いた枝豆を持って来てくれた。塩の効いた枝豆をつまみに酒をあおっていく。隣の親父の「ウーウー」という呻き声を聞きながらコップを空けた(笑)。本当はお代わりもしたいけれど時間の都合もあるし、角打ちで長居は無用。勘定してもらった。こんなのがクセになったら大変だ(笑)。(勘定は¥300)

 


 

↓ 「門司電気通信レトロ館(旧・逓信省門司郵便局電話課庁舎」(大正13年・1924・建造)。質実剛健で柱が立ち並ぶような印象の外観と交差点に面したRの部分が素敵。現在は電話機の博物館になっていて、経産省が認定する「近代化産業遺産」に指定されている。

 

 

 


 

魚住商店

福岡県北九州市門司区清滝4-2-35

 

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