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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

資さんうどん 魚町店 @福岡県北九州市

2019年08月25日 | 福岡県

福岡県北九州市。団体旅行でホテルに滞在するが、今はほぼ100%が館内又は隣接レストランでのバイキング形式の朝食。自分はどこへ行っても大抵朝食チケットは利用せず(もったいないけれど…)、早朝から外に出て散歩がてら朝食の摂れる店か、何かを買える地元の店を探す。この日も朝から雨が降り続いているにも関わらず、傘をさして近代建築を愛でた後に朝食処を探した。いくつか候補があったが革靴で歩くには辛い程の雨量だったので、小倉駅前のアーケード街を通って雨を避け、辿り着いたのは24時間営業のローカルチェーン店「資さんうどん・魚町店」。店に入ると女性の店員がほとんどで、朝6時だというのに6人近くも立ち働いている。セルフじゃないんだね。客も夜遅い客なのか、朝早い客なのか何組も入っていてスゴイ。つい何時間か前まで呑み歩いていたので正直あまりお腹は減っていないが、九州のうどんは旨いので食べずに帰るのは惜しい。カウンター席に座ってメニューを眺め「かしわうどん」を注文した。

さほど待たずに運ばれた「かしわうどん」はしっかりと麺量多め。水面にはしっかりと色付いた「かしわ肉(若鶏)」がのせられている。早速うどんを手繰る。ふわっとしているのにダレていない旨い麺。やっぱり九州で食べるうどんは素晴らしいなァ。自分は東海地方で食べる温かいうどんの”やわ”な麺はあまり好まないし、かといって近年席巻している讃岐のコシの強い麺も特に欲せず、”ころうどん”ばかり食べているが、九州のうどんは温かいつゆで食べたくなる数少ないうどんだ(経験値は少ないが)。具材はかしわの他に”資”の字の入ったカマボコと刻みネギ(卓上には漬物昆布と揚げ玉が用意されている)。透き通ったつゆもしみじみと旨い。かしわ肉はこちらの少し甘い味付けで煮込まれていることもあって牛肉か豚肉の煮込みと間違えてしまいそうな食感と味。もちろんそれも旨いが、肉や具材無しでシンプルなかけうどんも味わってみたいかも。(勘定は¥550)

 


 

↓ 早朝の雨の中、足元を濡らしながら辿り着いた「BLUE BLUE KOKURA(旧・小倉警察署庁舎)」(明治23年・1890・建造)。「旧小倉県庁」とされていることが多いが、廃藩置県に伴い成立した”小倉県”の庁舎があった跡地に、福岡県との合併後に警察署として建てられた建物らしい(現地にあった案内板の記述ではよく分からない)。2004年までは個人医院としてと使われていたそう。現在はファッション関係の店舗。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 


 

資さんうどん 魚町店

福岡県北九州市小倉北区魚町2-6-1

 

( 北九州 きたきゅうしゅう 小倉 こくら すけさんうどん 24時間営業 かしわうどん 近代建築 国登録有形文化財 岡田医院 聖林公司 ブルーブルー )

コメント (2)
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串一 @名古屋市中村区・中村区役所

2019年08月25日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋駅の西、中村区役所駅から600m程歩いたところにある銭湯「地蔵湯」へ。もう90年近く営業しているらしい。遠くに名駅のビル群を望む全くの住宅街の中にある。かなり蒸し暑い中をわざわざ歩いて来たので汗びっしょり。炎天下で人通りも少なく、湯船も長い時間貸切だった。あぁ、気持ちイイ。地蔵湯の後に寄ったのは串かつの「串一」。銭湯から30mくらいにある持ち帰り用の串かつ屋で、銭湯の営業時間に合わせて店を開けているらしい。銭湯から出るとなるほど先程まで店がどこにあるか分からないような戸建て住宅の軒先に暖簾が掛かっていた。中にはご高齢のお母さんが1人。値段も数も書いてないが「1本からでも揚げますよ。」とのこと。3本だけ揚げてもらった。

店には近所の方らしき客がチラホラと買いに寄っている。揚がった串かつを紙で包む際に「ソースどうします?」と訊かれたのでお願いした。ドボンとソースの中に串かつを泳がせ、紙で包みビニール袋に入れて手渡される。一刻も早く口に入れなければいけないっ。でも飲物なしでは…。銭湯に入る前に近所に酒屋を見付けておいたので(←実は計画的)、店先の自動販売機で「サッポロ黒ラベル」を購入。行儀が悪いがそのままいただいた。キンキンに冷えた缶ビールをプシュッと開け、まずは銭湯でカラカラに乾いた喉にゴクゴクッ。袋から取り出した熱々の「串かつ」を口に入れる。ウメー。小振りな串かつは細目の衣。早くもソースで衣がふやけ始めているので次々に口に入れ、口中の油をビールで洗い流した。銭湯+キンキンのビール+熱々の串かつ、間違いない。でも言わば道路で立ち喰いして酒を呑んでいるので職質されなきゃいいけど(笑)。(勘定は¥270/3本)

 


 

↓ 表からはあまり古くは見えないが実は格天井だったり、素晴らしい意匠の男女仕切りや楕円の鏡があったりとなかなかに渋い「地蔵湯」。この地方らしく真ん中に湯船があり、タイルの濃い色がいい。今の季節、水風呂があるのもうれしい。一番風呂でも”もんもん”の人はゼロ。珍しく番台が若い男性だったのはなんか嫌だけど…(笑)。

 

 


 

 

串一

愛知県名古屋市中村区太閤5-24-19

 

( 名古屋 なごや 太閤 たいこう 米野 こめの くしいち 串カツ くしかつ 持ち帰り 銭湯 老舗 銭湯建築 モザイクタイル )

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