ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Movement : BBC Radio 1 Peel Sessions 1977-1979 / Various Artists

2019年08月13日 | パンク・ニューウェーヴ

Movement : BBC Radio 1 Peel Sessions 1977-1979 / Various Artists (2011)

1977年から1979年までのちょうどパンク~ニュー・ウェーヴ期のイギリス国営放送「ピール・セッションズ」用にスタジオで録音された音源を集めたコンピ盤。あまり正確な事実関係は知らないのだが、イギリスでは国営ラジオ放送でレコード収録曲をそのまま流すのに制限があったらしく、その為にわざわざBBCのスタジオで録音した音源を流していたのがこの番組。このブログでも何度か紹介しているが、ジョン・ピール(John Peel)は海賊放送時代から有名なDJで、後にBBC専属に。人気や売上に拘らず自分の好みで無名のアーティストにもチャンスを与え、特にロンドン・パンク全盛の1977年からは、数多のパンク、ニュー・ウェーヴ系バンドを自身の番組に登場させている。もちろん今でこそ有名になったが、放送当時は海のものとも山のものとも知れない素人同然のバンドも多かったはずだ。

80年代後半にはその「Peel Sessions」の音源がアナログ12インチ盤で発売されていた(ジャケット写真下)。チープな共通アートワークで大体4曲くらい収録されていたが、12インチ45回転だったので音が良くて(曲数が少ないのでレコードの溝幅も広い)、スタジオでいじくり回していない分バンドの息遣いが伝わってくる好盤が多く、自分は結構な枚数を集めていた。その音源のコンピ盤だから、懐かしいやら嬉しいやら。初っ端のジャム(The Jam)のエッジ―なギターとぶっといベースの音だけで”あの頃”に戻れる強烈な印象が残っている。もちろん完全に後追いだったけれどハマったなァ…(遠い眼)。そんな訳で聴いたことがある音源ばかりだけれど、あの時代、あの番組ならではの溌剌とした音がぎっしりと40曲以上収録されていて、文句無し。

  

<Disc 1>

  • 1-01 The Jam – In The City
  • 1-02 Buzzcocks – What Do I Get?
  • 1-03 Generation X – Youth Youth Youth
  • 1-04 The Stranglers – No More Heroes
  • 1-05 The Adverts – Gary Gilmour's Eyes
  • 1-06 The Slits – Love And Romance
  • 1-07 XTC – Science Friction
  • 1-08 Dr. Feelgood – She's A Wind Up
  • 1-09 Tom Robinson Band – Don't Take No For An Answer
  • 1-10 Ian Dury & The Blockheads – Sex, Drugs & Rock 'N' Roll
  • 1-11 Adam & The Ants – Deutscher Girls
  • 1-12 Siouxsie & The Banshees – Hong Kong Garden
  • 1-13 The Only Ones – Another Girl Another Planet
  • 1-14 The Undertones – Get Over You
  • 1-15 The Rezillos – Top Of The Pops
  • 1-16 The Flys – Love And A Molotov Cocktail
  • 1-17 The Members – Sound Of The Suburbs
  • 1-18 Stiff Little Fingers – Alternate Ulster
  • 1-19 Skids – The Saints Are Coming
  • 1-20 The Angelic Upstarts – We Are The People
  • 1-21 The Ruts – S.U.S.
  • 1-23 John Cooper-Clarke – Reader's Wives

<Disc 2> 

  • 2-01 Penetration – Movement
  • 2-02 Monochrome Set - Goodbye Joe/Strange Boutique
  • 2-03 Wire - The Other Window
  • 2-04 Magazine - Light Pours Out Of Me
  • 2-05 Joy Division - Transmission
  • 2-06 Killing Joke - Wardance
  • 2-07 The Human League - Being Boiled
  • 2-08 Orchestral Manoeuvres In The Dark - Messages
  • 2-09 The Psychedelic Furs - Sister Europe
  • 2-10 Simple Minds - Premonition
  • 2-11 Public Image Limited - Poptones
  • 2-12 Steel Pulse - Jah Pickney (Rock Against Racism)
  • 2-13 Aswad - It's Not Our Wish
  • 2-14 UB40 - Food For Thought
  • 2-15 The Special A.K.A - Gangsters
  • 2-16 Madness - The Prince
  • 2-17 The Selecter - Street Feeling
  • 2-18 The Beat - Ranking Full Stop

amazonにて購入(¥1,080)

  • CD  (2011/9/13)
  • Disc : 2
  • Format: Import
  • Label : EMI Import

 

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門司港地ビール工房 @福岡県北九州市

2019年08月13日 | 福岡県

北九州市の研修旅行。新幹線で小倉駅に着いてバスに乗って向かったのは門司港。こちらで昼食。といっても団体行動なので先方にお任せ。入ったのは「門司港地ビール工房」。店の1階のフロアにあるいくつものテーブル席に適当に分かれて着席。取引先とはいっても初対面の知らない人も多いので席選びもぎこちない(苦笑)。企業訪問などの研修は明日なので、この日は酒がOK。昔の旅行と違って全員が酒を呑む訳ではないが、自分と同じテーブルについた人は全員ビールを注文した。4種から選べるビール、自分は復刻されたという「サクラビール」を注文。「サクラビール」とは大正2年(1913)に九州で初のビール工場である「帝国麦酒(株)」で醸造されたビールで、ここ門司港から全国へ出荷されたのだとか。

テーブルにはグリーンサラダとソーセージなどの前菜が大皿で配られ、後から門司港名物だという「焼カレー」がやってくるという案配。ただ大勢で伺っていることもありビールがなかなか来ない。我々のテーブルだけ乾杯も出来ず…。店員はあっちへこっちへと配膳で忙しいのは分かっているので何も言わないが、他のテーブルにはもう「焼カレー」が配られ始めたのでさすがに「ビールまだですか?」と催促。やっとビールが配られて乾杯を済ませるとすぐに「焼カレー」が来てしまった(苦笑)。”激熱”を謳う「焼カレー」は鉄板の上にのっているからさぞかし熱いだろうと思いきや、大して熱くない(涙)。周りを見渡すとジューッという音と湯気を立てている人も居るので、団体での食事にありがちな不運だろうナ…。「焼カレー」は上にチーズが溶けていて、フレッシュなプチトマトも入っているという変わり種。辛さは特になくパクパクと食べていけるのが逆に残念。「サクラビール」にはしっかりとした苦みとコクがあり美味しかった。重くなければ買って帰りたいんだけれど。

 


 

↓ 門司港にある「旧・門司税関」(明治45年・1912・建造、復元)◇。相当傷みが激しかったらしく、中はほとんど造りかえられていた。”ガワ”が残っただけ良しとするべきなのだろう。近代化産業遺産に指定されている。

 

 

 


 

ビアレストラン 門司港地ビール工房

福岡県北九州市門司区東港町6-9

 

( 北九州 きたきゅうしゅう 門司 もじ 門司港 クラフトビール 地ビール 焼きカレー ランチ 近代建築 門司港レトロ 近代化産業遺産 復元 )

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