東別院の辺りを自転車でウロウロしていた際に立ち寄ったのは、創業が嘉永元年(1848)という「不老園(不老園正光)」。改装された店は、外観も内装も古い雰囲気を残しつつ洒落た感じ。最初は何かを買って帰るつもりだったが、店に入ると売場の端にテーブル席が3つと小上がり席が1つの喫茶スペースが出来ていたのでちょっと休憩していくことに。奥で作業を続けているのは若女将かな。給仕の方に「お抹茶セット」という季節の菓子と抹茶のセットをお願いした。菓子はショーケースに並んだ上生菓子の中から選ぶことが出来る。「下萌」というのにしてみた。
売場のテーブル席に座って待っていると「お抹茶セット」が供された。盆には抹茶と選んだ生菓子、それにほうじ茶と和三盆、それに板状の乾菓子が付いている。抹茶は滑らかに点てられていて流石。「下萌」は”黄身時雨・蓬入りこし餡”だそうで、口に入れるとよもぎがほんのり香り旨い。ゆっくりといただき、その後はほうじ茶と干菓子もいただいた。板状の乾菓子がいい感じだったので買って帰ろうとしたが陳列には見当たらず。尋ねればよかったかな。外は寒かったのでほっとひと息(訪問2月)。(勘定は¥850)
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↓ 店の1軒挟んだ隣にある米穀店「ヤマオカヤ」(江戸期・建造)◇。立派な梲(うだつ)のある商家の建物。元々は両替所だったそうで、道路拡幅によりこの場所に移築されているのだとか。名古屋市の登録地域建造物資産に指定されている。
御菓子司 不老園正光
愛知県名古屋市古渡町11-32
( 名古屋 なごや 東別院 ひがしべついん 古渡町 ふるわたりちょう ふろうえん ふろうえんまさみつ 喫茶 喫茶去 抹茶 和菓子 上生菓子 うだつ 卯建 )
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