ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

丸井合名会社 @愛知県江南市

2016年11月12日 | 愛知県(尾張)

布袋本町通りにある酒造「丸井合名会社」。麩饅頭で有名な老舗和菓子屋「大口屋」の向かいにある。酒造らしからぬ社名だが、店先に掲げられている緑青(ろくしょう)の吹いた風格ある銅看板には逆読みで「創業寛政二年・御酒所・丸井村瀬酒造場」とある。寛政2年というと1790年だから、220余年の歴史だ。町屋造りの店のガラス木戸を開け店内へ。土間にあるテーブルの上に数種の酒瓶が1本づつ、後ろの木の棚にそれぞれの酒瓶が並ぶのみのシンプル極まる陳列。声を掛けると奥から女性(奥様かな)が出ていらっしゃった。さすがにお初の酒を1升瓶で買って持て余すと嫌なので4合瓶で「原酒」を購入。こちらの代表銘柄は「楽能世(楽の世・ラクノヨ)」だが、それの原酒っていうことでいいのかな。

ラベルにはドーンと「原」の文字。生酒ではないので火入れはしてある。店では「冷や」(あるいは「冷やして」だったか)でと言われた。原酒だから加水していないと思うが、アルコール度数はなんと20度。通常の酒が15度くらいだからかなり度数が高いのが分かる。口に含むとさすがにどっしりとした濃い味。冷や(常温)でも香りが強く、これを燗つけたら香りだけで酔っ払いそうだ。さすがに呑んべえの自分も「和らぎ水」が必須。ガツンとくるフルボディーを楽しんだ。当たりが強すぎて淡い味の酒肴には合わせ辛いかもしれないが、これからの季節、豚肉や猪肉を使った濃い味噌鍋なんかにはとても良さそう。(勘定は¥1,000)

 


 

↑ 名鉄犬山線に乗ってもご尊顔を拝むことが出来る「布袋の大仏」。古いものだと思っていたら、昭和29年(1959)に個人が夢のお告げから独力で手作りした大仏なのだとか。しかも所有者なのか裏には住居兼治療院が!(現在は近くに移転とのこと) 知らなかった。

 


 

 

丸井合名会社 

愛知県江南市布袋町東202

 

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