ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Stephen Stills / Stephen Stills

2016年11月03日 | クラシック・ロック

Stephen Stills / Stephen Stills (1970)

超の付く名曲1「Love The One You're With」から始まる1970年発表のスティーヴン(ステファン)スティルス(Stephen Stills)のファースト・ソロ・アルバム。この曲にクレジットされている面々は、リタ・クーリッジ(Rita Coolidge)、プリシラ・ジョーンズ( Pricilla Jones)、ジョン・セバスチャン( John Sebastian)、バンド仲間のデビッド・クロスビー( David Crosby)グラハム・ナッシュ( Graham Nash)と、豪華な面子。アレサ(Aretha Franklin)の名カヴァー(何と翌年の1971年だ)でも聴けるこの曲、印象的なサビ部分を聴いた事がある人も多いだろう。

その他にも、4「Old Times Good Times」にはジミ・ヘンドリクス(Jimi Hendrix)!、5「Go Back Home」にはエリック・クラプトン(Eric Clapton)!、6「Sit Yourself Down」には、クラウディア・リニア(Claudia Lanier)キャス・エリオット( Cass Elliot)、9「Cherokee」には、ブッカー・T・ジョーンズ(Booker T. Jones)、6と9にはリンゴ・スター(Ringo Starr)と、恐ろしいほど豪華な共演者。ただゲストはいい味を足していても一人目立つことはなく、あくまでも演者が一丸となっているようなまとまりが感じられて違和感が無い。アレサがカヴァーしたことでも分かるように、何となくゴスペルに影響を受けたようなコーラスが多く、当時はベトナム戦争の時代だったので、宗教的なインスピレーションがあったのかもしれない。

最終曲10「We Are Not Helpless」はもちろん盟友ニール・ヤング(Neil Young)が書いて、自分達のグループ、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(Crosby, Stills, Nash & Young)にも収録された名曲「Helpless」が下敷きになっているのは間違いないだろう(と思う)。時系列はどうなっていたのか知らないが。グッと落ち着いた中にも味のある曲が堪能出来る40分。

amazonにて購入(¥893)

  • CD (1995/12/25)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Original recording remastered, Import
  • Label : Atlantic / Wea
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