ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

不老園正光 @名古屋市中区・東別院

2016年11月21日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋の和菓子屋でもつとに有名な「不老園(不老園正光)」(創業嘉永元年・1848)へ。元々は味醂を扱っていて、安政3年(1856)から菓子を作り始めたのだとか。5代目の時に古渡町(この店)、門前町(不老園正安)、覚王山(不老園正敬)の3店になり、覚王山店は現在も営業中。現在は8代目の若い女性主人が活躍中。すごい歴史だ。昭和30年に建てられたというこちらの建物(登録地域建造物資産)にも興味があったのだが、店の前に行ってびっくり。店は改築されており、看板の金文字も壁も真っさら。古いままの店にも来てみたかったなァ。店に入るとモダンなしつらえになっており、通年菓子とは別のガラスショーケースの中には8代目が考案したという和風プリン「和葛」が並んでいてヒーリング音楽が流れている。この日はお使いものがあったので干菓子の「歌ごよみ」を包んでもらい、「不老最中」「菊最中」も購入した。

自分用に「歌ごよみ」も買ったのだが、ひと包みに雪月花を形にした3種が入っている。口に入れると儚く溶けて無くなり、ほのかな甘さが口に残る。他で頂いた干菓子よりも更に軽い感じ。「不老最中」は「こがし」(だったと思う)というタイプを買ったのだが、最中種(皮)に竹炭が練り込まれているとか。小ぶりで最中種は薄く、中はつぶ餡で、確かに微かに炭の香りが。「菊最中」は菊の花が形どってあるのでしっかりとした厚さの最中種。胡麻の風味があり、こちらは食べるのが遅かったので最中種がしっとりとしてしまっていたが、艶のあるつぶ餡がしっかり甘く、それはそれで旨いものだった。次は評判の和風プリン「和葛(やわくず)」を買ってみようか。(勘定は¥2,500程)

 

  

御菓子司 不老園 (不老園正光)

愛知県名古屋市古渡町11-32

 

( 東別院 ひがしべついん 古渡町 ふるわたりちょう ふろうえん ふろうえんまさみつ 覚王山 覚王山店 和プリン 和葛 やわくず )

コメント
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