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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

清福(チンプー) @岐阜県岐阜市

2014年06月10日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜の西柳ヶ瀬にある、つとに評判の高い中華料理店「清福(チンプー)」。以前から行く機会を探していたが、平日にその辺りに居られる時は限られていて、なかなか行くことが出来なかった。仕事の用事が思いのほか早く済んだ機会を見計らって訪問。スナックなどの飲み屋が連なる地域だけに道は狭く、近隣の駐車場を探しながら店へ。幸運にもすぐ隣のパーキングが1台だけ空いていたので車を滑り込ませた。開店してすぐの時間だったのですぐにカウンターに座ることが出来たが、この後ぞくぞくと客がやってきて店はすぐに埋まった。小さな店だが、自分以外の客は全員女性。人気あるんだなぁ。ご家族なのか、調理を若い方が行い、サポートを年配の男性が、そして給仕を年配の女性が担当していた。特にそう謳っているわけではないが、どちらかというと四川料理なのかな。ランチの品書きは4、5種類あり、その中から日替わりのランチを注文。

すぐに大火力の中華ガスバーナーで調理が始まった。手際よくカツッ、カツッと大胆に北京鍋が振られるが、味付けの所作を見ていると結構繊細で期待が高まる。この日はエビマヨのランチの注文が多かったが、様々な品が手際よく同時進行していく。こういうのを見ているのって楽しい。まず海老の風味の綺麗なオレンジ色をした透明なスープと、この店の特徴である七穀米が配膳され、その後に自分のプレートが置かれた。この日の内容は、麻婆春雨と海老の黒酢ソース、それにザーサイとサラダが同じプレートに。麻婆春雨はいわゆる大衆中華料理屋のそれとは違い、本格的な味付け。濃い目だが、バランス良く、味に深みがあり旨い。海老の黒酢ソースも黒酢ソースが旨い。さすがにワンプレートとあって2品とも量は多くないが、旨くてご飯のお代わり(無料)をせずにはいられない。この味ならもっとがっつり食べてみたいなぁ。七穀米は想像していたようなクセはなく、食感こそ変わっているが、普通の白米を食べるような感覚でおかずと食べられる。こういうのを食べてしまうと巷に乱立している大陸系の中華料理店には行く気がなくなってしまう。他のランチ・メニューも食べてみたいし、なんといっても夜に単品で味わってみたい。(勘定は¥880)

この後の記事はこちら(2)(3)(4

 

清福 (チンプー)

岐阜県岐阜市日ノ出町4丁目22-3

 

(中国料理清福 中国料理チンプー)

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ラク亭 (2) @名古屋市東区・車道

2014年06月09日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

Photo_2 

前回訪問して、スカロップに舌鼓を打った筒井町商店街の老舗洋食店「ラク亭」。そういえばラク亭って前は円頓寺にもお店があったはず。以前あの辺りをウロウロ散歩していた時にはすでに閉店していたと思うけれど、店名ロゴもここと一緒だったような…違ったかな。夜に筒井町商店街の近くに行く用事があったので、今度は好物のオムライスを食べに寄ってみた。この日は車だったので、店の裏手にある駐車場に車を停める。ポップな照明看板に明かりが入り、夜の商店街に浮き上がっています。お店の中にはご家族客と1人客が1組づつ。さっそくテーブルに座ってオムライスを注文。こちらのオムライスはケチャップ、トマトソース、ホワイトソース、デミグラスソースの中から選べるようになっている。シンプルにケチャップにしようかと思ったけれど、前回のスカロップの時のデミソースが旨かったのを思い出してデミグラスソースを選択した。

洋食屋では定番のスプーンに紙ナプキンが巻かれたものとお箸が用意される。このスプーンを見てテンションが上がるのは自分だけかな(笑)。籠かなんかにスプーンからフォークから箸から全部一緒に入れてあるものが置かれるとテンションは上がらない(ま、下がる訳でもないが…)。しばらくして平皿に盛られたオムライスが登場。デミソースをすくって口に入れてみる。うん、間違いのない旨さ。古い洋食屋ではときどきかなり甘口のデミグラスソースのお店があるが、ここは甘すぎず、コクがしっかりと感じられる。オムライスの中身はチキンライス。それ自体はやや軽めの味付けなのでソースと食べた時のバランスがいい。周りの玉子はわりとしっかり焼かれているタイプ。少しあとに配膳されたなめこの味噌汁でときどき休みを入れつつ、一気に完食。満足。(勘定は¥800)

前回の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 

ラク亭

愛知県名古屋市東区筒井1-10-14

 

( 名古屋 なごや 筒井 つつい 筒井町商店街 らくてい ラクテイ 洋食 老舗 オムライス デミソース )

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松月 栄町店 (2) @名古屋市中区栄 (※閉店)

2014年06月08日 | 名古屋(中区 老舗)

Photo_8

久しぶりに栄町ビルの松月。創業は昭和21(1946)年と古い。この天ぷらの店が出来たのは、栄町ビルが出来た当初の1964年からとの事。この日は揚げたての天ぷらとお酒を楽しもうと、ランチ時間とずらして訪問。カウンターのみの店内は外れた時間とあって客はまばら。店もまかないの時間らしく、のんびりとした雰囲気。まずは天盛り(盛り合わせ)を注文。以前は品書きに日本酒が載っていたはずだが、ビールとワインしか載っていない。給仕のお姉さんに訊くと普通に注文が通って、冷えた「大関生貯蔵酒」の小瓶が置かれた。

すぐにステンレスのカウンターに天つゆと紙の敷物が置かれスタンバイOK。目の前で揚げ方さんがジュッと音をさせ始めた。まずは小さい海老2匹。その後、ピーマン、かぼちゃ、キス、穴子と続き、最後にまた海老2匹といういつものパターン。ここの天ぷらは衣が硬めで、サクサクの食感。衣の好みはあろうが目の前の揚げたてだから、そりゃぁもう旨いに決まっている。少し暑くなってきたので冷たいお酒が合うなぁ。メゴチや椎茸を追加して終了。値段も安いし、中休みもないし、無休だし、相変わらず使い勝手がいい。一度品書きの片っ端から全部いってみようかな…。(勘定は¥1,500程)

前回の記事はこちら

この後の記事はこちら

 

松月 栄町店

愛知県名古屋市中区錦3-23-31

 

 

(しょうげつ さかえまちてん)

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Small Faces & Friends (MOJO Magazine) / Various Artists

2014年06月07日 | 雑誌付録CD

Smallfaces

Small Faces & Friends (MOJO Magazine) / Various Artists (2014)

このブログでは何度も取り上げている英音楽誌「MOJO」の付録CD。今年3月号の内容は、MODと言えばこのバンド、スモール・フェイセズ(The Small Faces)とイミディエイト・レコード(Immidiate Records)契約アーティスト周辺。スモール・フェイセズのレア曲を最初と最後に配置して、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)プロデュースの3、ピート・タウンゼント(Pete Townshend)の曲6、ミック・ジャガー&キース・リチャード(Jagger-Richard)の曲7(←まだリチャー「ド」ね)、同様にジャガー・リチャードの曲を演った事もあるデュオ11、”Rod The Mod” ロッド・スチュワート(Rod Stewart)の14などと多彩。

これらのアーティストの共通項が、ストーンズのマネージャー兼プロデューサーだったアンドリュー・ルーグ・オールダム(Andrew Loog Oldham)。ストーンズをビートルズ(The Beatles)に対しての悪役に仕立て上げて売り出した手腕を持つが、プロデューサーと言っても音楽的素養は全くなかったとか。たぶんフィル・スペクター(Phil Spector)みたくなりたかった彼が創ったのがイミディエイト。そしてスモール・フェイセズのマネージャーでもあった。こうした状況をみるとストーンズは曲提供などを含めてファッション性あふれる60年代初期のモッド・シーンにかなり深く関わっていたことが分かる。ストーンズの初期の写真を今振り返ると、お揃いの千鳥格子のタイトなスーツを着ていたり(数回だけだったらしいけど)、細身のパンツにセーターを合わせていたりと意外とお洒落。彼ら自身は社会から「小汚い」若者の代表みたく扱われてたはずだけれど。ある意味このコンピ盤は60年代ロンドンのカーナビー・ストリートのBGMと言えるかも。

オークションにて購入(¥759)

01 SMALL FACES - Here Come The Nice (French EP Version)
02 BILLY NICHOLLS - Girl From New York
03 NICO - I'm Not Sayin’
04 CHRIS FARLOWE - My Way Of Giving
05 THE NICE - The Thoughts Of Emerlist Davjack
06 THE FLEUR DE LYS - Circles
07 NICKY SCOTT - Backstreet Girl
08 HUMBLE PIE - Wrist Job
09 AMEN CORNER - Hello Susie
10 DUNCAN BROWNE - On The Bombsite
11 TWICE AS MUCH - Green Circles
12 PP ARNOLD - (If You Think You’re) Groovy
13 MURRAY HEAD - She Was Perfection
14 ROD STEWART - So Much To Say
15 SMALL FACES - All Or Nothing (Live)

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一楽 @岐阜県岐阜市 (※移転)

2014年06月06日 | 岐阜県(岐阜)

2

かれこれ学生の時以来だろうから、四半世紀ぶりの「元祖みそかつの店・一楽」。学生の時に部活の試合が岐阜市内であると、必ず皆でここに入った。主人は気さくなおっちゃんで、学生服の自分達を見るとご飯を大盛にしてくれたり、食事のあとに瓶ラムネをくれたりと、何度も世話になったなぁ。昭和32年(1957)創業のこちら、実際のところ、本当にみそかつの元祖がここなのかどうかは知らないが、自分にとって、ここの味がしっかり記憶に刻みこまれているのは確か。だから、名古屋の有名老舗店でみそかつを食べてもマイルドだなぁと思うくらい、こちらのみそだれは黒くて濃い味だった覚えがある。

昔と違って賑わいの無くなった平日のアーケード街を通り抜けて店へ。高島屋のすぐ横です。表の扉は新しく変わってしまったが、間口は前のまま。暖簾や店の上の商店街看板も昔のままだ。店に入るとカウンターのみの狭小スペース。奥に入る時や、店を出る時に壁に背中をすりつけても先客に当たってしまうのも前のまま。それぐらい狭い。店の切り盛りは若い男女に変わっていた。先代の息子さんだろうか。品書きは昔のとおり、みそかつライス、Wみそかつライスが先頭。もう前のようにWはきついだろうから、みそかつライスを注文。改めて品書きを眺めると、「学生はいつでもご飯お代わり無料」などと書いてあったので、先代の精神は受け継がれているようだ。嬉しいね。

カウンター越しに渡されたみそかつはたっぷりの千切りキャベツの上にのっていて、Wじゃなくてもカツの量は充分。懐かしのみそだれがかかっている。もちろん色は黒く、味も濃いめ、甘め。ご飯の盛りも多めで、遠い昔の記憶とほとんど変わらない。一気に喰らいつき、完食。まるで学生気分。(勘定は¥750)

この後の記事はこちら (2)(3)(4)(5

Photo

一楽

岐阜県岐阜市神室町2-2

※休業していましたが、令和2年6月に移転して営業再開しました

 

(一楽 一楽本店 いちらく いちらくほんてん 元祖みそかつ) 

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角屋 @名古屋市中区・大須

2014年06月05日 | 名古屋(中区 老舗)

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名古屋で焼鳥と言えば、名前が出てこないことはない「角屋」。名前の如く大須通りと門前町通りが交差する角にあります。少しだけ調べてみたけれど創業年ははっきりしない(昭和24年・1949・創業)。過去何度となく店の前を通り、いい匂いに飛び込みたくなったけれど、独特の雰囲気もあるし、暖簾が低く、中の様子が分かりづらい事もあってなかなか入る事が出来なかったが、今回は店の開店時間前に大須に居たので予定を合わせてみた。店の開店時間は4時との事。人でごった返すアーケード街からは少し外れているけれど、日曜とあって歩行者も自動車も多い。店の前まで行くと案の定、すでに行列。自分の前には15人程いただろうか。スゴイなー。客層はもちろん男性が多いが、休日とあって、ご夫婦、家族連れ、女性同士もちらほら。

時間になり、順番に店の中へ。焼き台の後ろのカウンター席は席数も少なく、あっという間に埋まり、間にあるテーブル、そして後ろのカウンターの順番で詰めて座る。後ろのカウンター席を仕切るのは女将さん。お酒を冷や(常温)で注文。一升瓶からコップに注がれる(ちなみに燗酒はやかんから)。「酒海灘」という銘柄で、店の看板にも名前が載っているが、何処のお酒なのか全然分からない。はて? 順番に焼きの注文が訊かれ、壁の「舌代」と書かれた年季の入った品書きから、とん、きも、心臓などを注文(ひと品2本から)。伝票は無く、カウンターの内側の木の部分に、女将さんがチョークで略称を記入していき、配膳が終わると布巾で消していくというとても合理的、且つコツが要りそうな方法だ。店には約30人位客が居たと思うが、それにはちょっと焼き台が小さいので、案の定なかなか出てこない。うしろのカウンターでは女将さんが、その都度注文を通すのではなく、ある程度焼き台の進み具合を見ながら、まとめて注文を通す(拡声器で!)ので、上手く注文するとササッといくつかの串が並ぶが、タイミングが悪いと、同じくらいの量を注文していてもなかなか出てこないという事になる。このあたり、人気店だけに辛抱が必要です。実際、自分と隣のお兄さんには、皿の上にすでに8本、10本と串が並んでいるのに、もう片方の隣とその向こうの2人連れには合わせても6本しか出されていない。2人連れの方の男性は、「来ねえなぁ…」と堪えながら、つまみなしでお酒ばかり何杯も進んでいた。肝心の焼鳥の味は、焼きは軽め、たれがやや甘め、濃くはない。臭味などは無く、鮮度も良さそう。待つ時間も含めて旨い。本来ならのんびりした雰囲気の店だろうと思うが、人気があり過ぎて追いつかない状態なのだろう。何しろ店の外にはすでに待ちも出ている(日曜だけかな)。

とり玉(つくね)、きゅうり(冷やしたきゅうりとワカメの串)などを追加した。有難い事に自分には順調に串が出てきたので、お酒も追加して堪能し、店を退いた。あまり長っ尻出来ないタイプなので、こういうお店ではたいてい自分が一番先に店を出る事になる。待ちなしでのんびり呑める時間帯があればまた来てみたいな。(勘定は¥2,000程)

この後の記事はこちら

角屋

愛知県名古屋市中区大須2-32-15

( 名古屋 なごや 大須 おおす かどや やき鳥 焼鳥 焼き鳥  )

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大須 寶寿司 @名古屋市中区・大須

2014年06月04日 | 名古屋(中区 老舗)

Photo_6

日曜日の昼どき、大須観音の境内で行われていた骨董市をひやかし、老若男女がひしめくアーケード街へ。さすがに休日とあってどこの店も客が多く、とても賑やか。一時(と言っても20年以上前か…)は随分と寂れた印象を持ったこともあったけれど、最近の大須は飲食店に限らず路地の奥にまで様々な国籍の新しい店が出来ていて活気がある。近隣を歩いていて観光の案内板を読み、「大須」の地名のルーツが岐阜県にあることも初めて知った。さて、昼食を求めてうろうろするも、今日は大きな文字看板のある老舗の鮨屋「大須寶寿司(たからずし)」へ。

Photo_5

以前読んだムックで「切寿司」が紹介されていたので一度食べてみたかった。そういえば小さい頃、親に連れられて名駅の地下街を歩いていると寿司屋のショーケースのサンプルに通常の一人前の握り鮨に加えて「切寿司=押し寿司」があったような…(あいまいな記憶です)。もちろん自分でお金を払って鮨屋を巡るようになっても、基本は握り鮨ばかり食べているので、名古屋の古いお店で切寿司を食べた事はない。昔はどこにでも普通にあったと聞いた事があるが、今も品書きに加えているところは他にあるのかな。

店に入ろうとしたもののあいにく客でいっぱい。人気あるんだなぁ。しばらくしてカウンターに空きが出来たので座らせてもらい、「きり寿司」を注文。年輩の方が多いが、みな「ちらし寿司」を召し上がっていらっしゃる。そういえば表に”お値打ち”と看板が出てました。カウンターの中では黙々と主人が寿司を握っている。隣には若い衆も。しばらくして主人が古い木枠を用意したので、自分のきり寿司だろうな、と予想する。タネのケースで手元は見えないが、グッと体重をかける仕草が見えたので間違いない。すぐに主人から鮨桶に入った「きり寿司」が渡された。

※ ちなみにムックでは「切寿司」、店のショーケースでは(たしか)「きり寿司」と表記されていました

四角に近いきり寿司が7つほど。ちょっと大きさと量にひるむ。寿司の上にはたっぷりと焦げ茶色をしたたれが塗られている。見た目では分かりづらいが、上にのっている具は煮穴子と玉子のようです。まず一口で放り込む。甘めのたれと酢飯が一体となる。最初はいわゆる煮ツメかなと思ったのだが、味わった感じではまるで八丁味噌のような味わいと酸味も感じる(確証も自信もありません)。たれの味が甘く、濃いので、途中で生姜を口に入れたり、お茶を啜りながら食べていく。ひと桶丸々同じ味なので単調になるのは仕方がないが、酢飯それ自体は素朴で、他にないたれとの組み合わせを楽しんだ。

次々と客が訪れ混んではいても、店内の雰囲気はのんびり。テレビで流れている「NHKのど自慢」とそれに反応しているお客さんに日曜を感じながら下町のひと時を過ごす。他にない味だから、この寿司の発祥に興味が湧いてきたなぁ。(勘定は¥700)

この後の記事はこちら (2

「にこみのたから」(ご兄弟の店)の記事はこちら

 

大須寶寿司

愛知県名古屋市中区大須2-17-7

 

( 大須宝寿司 寶壽司 宝寿司 寶鮨 おおすたからずし 切り寿司 切寿司 きりずし 味噌にこみたから )

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Rod Taylor / Rod Taylor

2014年06月03日 | クラシック・ロック

Rod_taylor

Rod Taylor / Rod Taylor (1973)

ブログで思い出させてもらったワーナー・ミュージック・ジャパンの名企画「名盤探検隊」。その充実したラインナップの中でもとりわけ気になったのがロッド・テイラー(Rod Taylor)。オークションであるものを購入した際に、同じ出品者から出品されていたので落札、購入。このアーティストの事は全く知識がありませんでした。それでもこのアルバムに参加したアーティストの面々を見たら手を出さずにはいられない。超有名どころだけ名前を挙げても、ボニー・ブラムレット(Bonnie Bramlett)、ライ・クーダー(Ry Cooder)、ジェシ・エド・デイヴィス(Jesse Davis)、ジム・ケルトナー(Jim Keltner)、ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)と物凄い。その他にもストーンズ(The Rolling Stones)の81年全米ライヴにも参加していたサックス奏者のアーニー・ワッツ(Ernie Watts)の名前もクレジットされている。

基本的にはカントリー・ロック。歌声はさしづめ”ダミ声じゃないレオン・ラッセル(Leon Russell)”といった感じ。2なんか特にそう。落ち着いた中にも伸びやかで熱い歌声が聴ける。フィドルやマンドリンの音が入るとさすがにカントリーっぽさが前面に出てくるが、7や9なんかは一転して、けだるいブルースでグッとハードな雰囲気になり、かっこいい。すべて彼自身の作曲でその才能たるやかなりのもんだと思うが、意外にもこのアルバムが唯一のアルバム作品。その後の彼の経歴もあまりよく分からないが、これほどの人脈と素晴らしいアルバムがあっても音楽活動が続かないとはあまりにも不運。豪華ゲストとどんな関係だったのだろうか。そんなアルバムをCD化してくれたこの企画のなんと素晴らしい事よ。

オークションにて購入(¥883)

  • CD (2006/10/25)
  • Disc: 1
  • Label: ワーナーミュージック・ジャパン
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    トキワ1921 (旧店名:厨房1921)(2) @岐阜県関市

    2014年06月02日 | 岐阜県(中濃)

    久しぶりにオムライスを食べに、車で関市鋳物師屋(「いもじや」と読みます)の店を目指す。分かりにくい住宅街の中にあり、目印となるものも少ないので行くたびに「あれっ?」と周辺をウロウロ…。一体もう何回通っているんだ、と毎度自分を責めたくなります(笑)。店に大看板がある訳ではないので全然知らなかったが、店名が「厨房1921」から「トキワ1921」に変わったとのこと。うん、絶対「トキワ」っていう名前は入れた方がいいよね(と昔を知っている中年は思います)。砂利でちょっと停めにくい店前の駐車場へ車を入れる。

    今回もいつものように迷うことなくオムライスの「トキワ」(一番オーソドックスなタイプ)のWを注文。自分は基本的には洋食屋で、いわゆる「タンポポオムライス」(こちらの店では「のってるオムライス」)は選ばない主義です。特に大そうな理由はありません。包んだオムライスが好きなだけ。間もなく厨房でゴトゴトとフライパンがガスレンジの五徳に当たる音がして、いつものように綺麗な色目のオムライスが登場。大きい平皿に乗せられたオムライスの横にはドレッシングがかかったレタスサラダが少量添えられている。酸味の効いたソースをスプーンにちょっとすくいながら、あっという間に完食。変わらず旨かった。(勘定は¥800)

    前回の記事はこちら

    この後の記事はこちら

    トキワ1921

    岐阜県関市鋳物師屋5-9

    (トキワ食堂 厨房1921 トキワ)

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    一八本店 @名古屋市中区・上前津 (3)

    2014年06月01日 | 名古屋(中区 老舗)

    Photo_4

    名古屋随一の商店街「大須商店街」から南に行くと、通称「仏壇通り」と呼ばれる通りがある。その名の通り、近辺は何処を歩いても仏壇屋さんか、仏具製造の店、問屋ばかり。どちらもけっこうな大店(ビル)ばかりで立派。最近まで知らなかったが、寺社の数では愛知県が圧倒的にトップなのだとか。当然、京都か奈良あたりだろうと思っていたのでびっくり。この界隈も寺が多く、大須商店街の華やいだ喧騒とは違い、独特な落ち着いた雰囲気。休日とあって休みの店も多く、閑散としたその通りを歩いて、この地方の有名なうどん屋系列のひとつの本店とされる「一八本店」へ。創業は明治23(1890)年との事。店舗の裏側に駐車場あり。

    開店してすぐの時間だが、店にはすでに先客が。タクシーの運転手とお客さんという異色の2人(笑)。椅子に腰かけるも厨房の方はまだ開店直後の準備と世間話に忙しそう。その間に独特な手書きの品書き(察してください)を眺める。女将さんに王道の「きしめん」を注文。その後にも次々と地元の方らしいお客がゆるーい感じで入ってきて席が埋まっていく。

    しばらくしてきしめんが運ばれる。これこれ、この見た目。自分のきしめん原体験は小さい頃の名古屋駅地下街にあった店(店名知らず)だが、母によるとけっこう好物だったらしく、しばらくの間、どこでもきしめんばかり注文していたそう。幅広の麺に濃い色のつゆ。茹でたほうれん草に甘く煮た揚げ、そしてたっぷりかかった花鰹節。つゆはたまり醤油由来の濃い色とやや甘い味付け。出汁感もあるのだが、最近のうどんとは違い、これでもかという魚介の風味はない。それを鰹節の香りと風味が補っている感じ。揚げはしっかり甘く、濃い味付け。きしめんの独特の食感は、啜った時にちょっと口の中で暴れる感じで、今流行りうどんの「コシ」が強いものでは決してないが、かといってヤワで頼りない訳ではない。やっぱり旨い。これこそきしめん。長いことこういう昔ながらのきしめんって食べていなかった。つゆもごくごくと飲み干せてしまう。久しぶりにきしめんを見直したなぁ。(勘定は¥570)

    この後の記事はこちら (2) (3

     

    一八本店

    愛知県名古屋市中区橘1-5-14

     

    (いっぱちほんてん いっぱち いちはちほんてん いちはち 橘 たちばな 一八)

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