ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Small Faces & Friends (MOJO Magazine) / Various Artists

2014年06月07日 | 雑誌付録CD

Smallfaces

Small Faces & Friends (MOJO Magazine) / Various Artists (2014)

このブログでは何度も取り上げている英音楽誌「MOJO」の付録CD。今年3月号の内容は、MODと言えばこのバンド、スモール・フェイセズ(The Small Faces)とイミディエイト・レコード(Immidiate Records)契約アーティスト周辺。スモール・フェイセズのレア曲を最初と最後に配置して、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)プロデュースの3、ピート・タウンゼント(Pete Townshend)の曲6、ミック・ジャガー&キース・リチャード(Jagger-Richard)の曲7(←まだリチャー「ド」ね)、同様にジャガー・リチャードの曲を演った事もあるデュオ11、”Rod The Mod” ロッド・スチュワート(Rod Stewart)の14などと多彩。

これらのアーティストの共通項が、ストーンズのマネージャー兼プロデューサーだったアンドリュー・ルーグ・オールダム(Andrew Loog Oldham)。ストーンズをビートルズ(The Beatles)に対しての悪役に仕立て上げて売り出した手腕を持つが、プロデューサーと言っても音楽的素養は全くなかったとか。たぶんフィル・スペクター(Phil Spector)みたくなりたかった彼が創ったのがイミディエイト。そしてスモール・フェイセズのマネージャーでもあった。こうした状況をみるとストーンズは曲提供などを含めてファッション性あふれる60年代初期のモッド・シーンにかなり深く関わっていたことが分かる。ストーンズの初期の写真を今振り返ると、お揃いの千鳥格子のタイトなスーツを着ていたり(数回だけだったらしいけど)、細身のパンツにセーターを合わせていたりと意外とお洒落。彼ら自身は社会から「小汚い」若者の代表みたく扱われてたはずだけれど。ある意味このコンピ盤は60年代ロンドンのカーナビー・ストリートのBGMと言えるかも。

オークションにて購入(¥759)

01 SMALL FACES - Here Come The Nice (French EP Version)
02 BILLY NICHOLLS - Girl From New York
03 NICO - I'm Not Sayin’
04 CHRIS FARLOWE - My Way Of Giving
05 THE NICE - The Thoughts Of Emerlist Davjack
06 THE FLEUR DE LYS - Circles
07 NICKY SCOTT - Backstreet Girl
08 HUMBLE PIE - Wrist Job
09 AMEN CORNER - Hello Susie
10 DUNCAN BROWNE - On The Bombsite
11 TWICE AS MUCH - Green Circles
12 PP ARNOLD - (If You Think You’re) Groovy
13 MURRAY HEAD - She Was Perfection
14 ROD STEWART - So Much To Say
15 SMALL FACES - All Or Nothing (Live)


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