ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

イチビキ @名古屋市中村区・納屋橋

2014年06月17日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

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初めて名古屋の中心部を自転車で散歩。なんて便利なんだろう、自転車。その場でUターンも出来るし、どんな細い道も入っていける(当たり前だ)。県庁、栄、錦、伏見、柳橋、名駅、中村公園なんてすぐに行ける範囲。いつもは自動車、バスか電車なのでその快適さが病みつきになりそう。

創業が昭和14年(1939)の老舗うなぎ屋「イチビキ」。店の看板には「割烹」と出ている。「てんぷら・うなぎ」としてあるが、天ぷらは現在、品書きから外れているそうだ。住所は名駅南だけれど、柳橋か納屋橋と言った方が分かり易いか。最近はえらく行列が出来ている(前はここまでじゃなかったような…)。いつも車から趣のある建物を見ていて、いつかは行ってみたいと思っていたが(並ぶのが嫌いなので…)、今日は意を決して訪問してみることに。広小路通沿いの店の前を開店の40分も前に通ったら、すでに7人も並んでいる。他を周ってから寄るつもりだったが、休日なのでどうなるか分からないと、仕方がなく自転車を停めて並ぶ。これが開店時には軽く40人以上並んでいたんだから凄い。

開店準備が整い、順番に店の中へ。風情ある店の中は、割烹として利用していただろう意匠も残している。4人がけのテーブルに相席して座った。他にも予定があったので、小丼という一番小さな丼を注文。他の客は豪勢に特上やうなぎまぶしを頼んでいる人が多かったな。しばらく待って(20分程か)運ばれた小丼は、やや小さめの丼に大きい鰻が2切れ。それに香の物(たくあんと胡瓜)、と肝吸いがつく。香ばしく焼かれたうなぎは今まで食べた事が無いくらい肉厚。それでも口に入れるとふわっとしていて重たくなく、焼き加減も食感もちょうどいい。たれも濃くはあるが、すっきりしていて好み。うーん、これは旨いわ…。2切れだけれど小食の人ならこれで充分では、という位の量で、物足りなさは感じなかった。鰻もいろいろ食べているつもりだったが、この大きさで、こういう口当たりの鰻は初めてかも。満足。

並んでから食べるまでに1時間程もかかってしまったがその甲斐はあった。外に出たらまだまだ大変な行列。お歳を召した方も多かったので、少しでも並んでいる皆さんが早く食事にありつけますように。(勘定は¥1,500)

この後の記事はこちら

 

 ↓ 写真は自転車で周った愛知県庁&名古屋市役所。いつ見てもこの景観と建築は奇跡的に素晴しい。

Photo

 

割烹 イチビキ

愛知県名古屋市中村区名駅南1-3-16

 

( 名古屋 なごや 柳橋 割烹イチビキ かっぽうイチビキ いちびき てんぷら 鰻 鰻丼 ひつまぶし うなぎ )

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