ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

一楽 @岐阜県岐阜市 (※移転)

2014年06月06日 | 岐阜県(岐阜)

2

かれこれ学生の時以来だろうから、四半世紀ぶりの「元祖みそかつの店・一楽」。学生の時に部活の試合が岐阜市内であると、必ず皆でここに入った。主人は気さくなおっちゃんで、学生服の自分達を見るとご飯を大盛にしてくれたり、食事のあとに瓶ラムネをくれたりと、何度も世話になったなぁ。昭和32年(1957)創業のこちら、実際のところ、本当にみそかつの元祖がここなのかどうかは知らないが、自分にとって、ここの味がしっかり記憶に刻みこまれているのは確か。だから、名古屋の有名老舗店でみそかつを食べてもマイルドだなぁと思うくらい、こちらのみそだれは黒くて濃い味だった覚えがある。

昔と違って賑わいの無くなった平日のアーケード街を通り抜けて店へ。高島屋のすぐ横です。表の扉は新しく変わってしまったが、間口は前のまま。暖簾や店の上の商店街看板も昔のままだ。店に入るとカウンターのみの狭小スペース。奥に入る時や、店を出る時に壁に背中をすりつけても先客に当たってしまうのも前のまま。それぐらい狭い。店の切り盛りは若い男女に変わっていた。先代の息子さんだろうか。品書きは昔のとおり、みそかつライス、Wみそかつライスが先頭。もう前のようにWはきついだろうから、みそかつライスを注文。改めて品書きを眺めると、「学生はいつでもご飯お代わり無料」などと書いてあったので、先代の精神は受け継がれているようだ。嬉しいね。

カウンター越しに渡されたみそかつはたっぷりの千切りキャベツの上にのっていて、Wじゃなくてもカツの量は充分。懐かしのみそだれがかかっている。もちろん色は黒く、味も濃いめ、甘め。ご飯の盛りも多めで、遠い昔の記憶とほとんど変わらない。一気に喰らいつき、完食。まるで学生気分。(勘定は¥750)

この後の記事はこちら (2)(3)(4)(5

Photo

一楽

岐阜県岐阜市神室町2-2

※休業していましたが、令和2年6月に移転して営業再開しました

 

(一楽 一楽本店 いちらく いちらくほんてん 元祖みそかつ) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする