ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

角屋 @名古屋市中区・大須

2014年06月05日 | 名古屋(中区 老舗)

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名古屋で焼鳥と言えば、名前が出てこないことはない「角屋」。名前の如く大須通りと門前町通りが交差する角にあります。少しだけ調べてみたけれど創業年ははっきりしない(昭和24年・1949・創業)。過去何度となく店の前を通り、いい匂いに飛び込みたくなったけれど、独特の雰囲気もあるし、暖簾が低く、中の様子が分かりづらい事もあってなかなか入る事が出来なかったが、今回は店の開店時間前に大須に居たので予定を合わせてみた。店の開店時間は4時との事。人でごった返すアーケード街からは少し外れているけれど、日曜とあって歩行者も自動車も多い。店の前まで行くと案の定、すでに行列。自分の前には15人程いただろうか。スゴイなー。客層はもちろん男性が多いが、休日とあって、ご夫婦、家族連れ、女性同士もちらほら。

時間になり、順番に店の中へ。焼き台の後ろのカウンター席は席数も少なく、あっという間に埋まり、間にあるテーブル、そして後ろのカウンターの順番で詰めて座る。後ろのカウンター席を仕切るのは女将さん。お酒を冷や(常温)で注文。一升瓶からコップに注がれる(ちなみに燗酒はやかんから)。「酒海灘」という銘柄で、店の看板にも名前が載っているが、何処のお酒なのか全然分からない。はて? 順番に焼きの注文が訊かれ、壁の「舌代」と書かれた年季の入った品書きから、とん、きも、心臓などを注文(ひと品2本から)。伝票は無く、カウンターの内側の木の部分に、女将さんがチョークで略称を記入していき、配膳が終わると布巾で消していくというとても合理的、且つコツが要りそうな方法だ。店には約30人位客が居たと思うが、それにはちょっと焼き台が小さいので、案の定なかなか出てこない。うしろのカウンターでは女将さんが、その都度注文を通すのではなく、ある程度焼き台の進み具合を見ながら、まとめて注文を通す(拡声器で!)ので、上手く注文するとササッといくつかの串が並ぶが、タイミングが悪いと、同じくらいの量を注文していてもなかなか出てこないという事になる。このあたり、人気店だけに辛抱が必要です。実際、自分と隣のお兄さんには、皿の上にすでに8本、10本と串が並んでいるのに、もう片方の隣とその向こうの2人連れには合わせても6本しか出されていない。2人連れの方の男性は、「来ねえなぁ…」と堪えながら、つまみなしでお酒ばかり何杯も進んでいた。肝心の焼鳥の味は、焼きは軽め、たれがやや甘め、濃くはない。臭味などは無く、鮮度も良さそう。待つ時間も含めて旨い。本来ならのんびりした雰囲気の店だろうと思うが、人気があり過ぎて追いつかない状態なのだろう。何しろ店の外にはすでに待ちも出ている(日曜だけかな)。

とり玉(つくね)、きゅうり(冷やしたきゅうりとワカメの串)などを追加した。有難い事に自分には順調に串が出てきたので、お酒も追加して堪能し、店を退いた。あまり長っ尻出来ないタイプなので、こういうお店ではたいてい自分が一番先に店を出る事になる。待ちなしでのんびり呑める時間帯があればまた来てみたいな。(勘定は¥2,000程)

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角屋

愛知県名古屋市中区大須2-32-15

( 名古屋 なごや 大須 おおす かどや やき鳥 焼鳥 焼き鳥  )


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