ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

スパゲッティハウス チャオ 栄町ビル店 @名古屋市中区・栄 (※閉店)

2014年06月18日 | 名古屋(中区)

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最近、いまだに昭和の雰囲気を保ったままの栄町ビルを覗く事が多い。ずっと以前から1階にある中古レコード屋には通っていたが、わざわざ食事をするようになったのはごく最近。いくつかの店はこのビルが竣工された1964年からずっとここで続いているようす。この日は遅い昼食を、と地下に降り、あんかけスパゲッティで有名な「スパゲッティハウス チャオ」へ。この系列の創業は昭和54(1979)年との事だからそんなに古い店ではない。このビルの地下飲食街では唯一と言っていいくらい小洒落た造りの店へ(笑)。カウンターに座り、定番の「ミラカンS」を注文。ミラカンとは「ミラネーズ」(ウインナー)と「カントリー」(タケノコ、オニオン、ピーマン、トマト)という具材を表したメニューを合わせた造語。ただし、その2つもこのメニューにおいては当たり前のように使われているが、名前だけでは意味不明。もちろん店によっては具材も様々だろう。Sは少なめの意。

ちなみに自分は今まであんかけスパゲッティを食べた経験が少なく、馴染みがない。以前どの店で食べたのか思い出せないほど。だからいわゆる味の基準がまだ無い状態だ。いつから名古屋の名物、いわゆる名古屋メシと呼ばれているのか知らないが、今度発祥の店に行ってみないと。ただ、これも他の名物と同じく、分かりにくい歴史があるらしく、発祥の店、元祖の店、「あんかけスパゲッティ」と名付けた店、それぞれ全部違うのだそう。ちなみにこの店はメニューを「あんかけスパゲッティ」とは謳っていない。そのあたりの事情は先達の方々の詳しい記述をお探し下さい。

平皿にのって運ばれたミラカンはSとは言ってもごく普通の量はある。一緒にタバスコと粉チーズも用意されている。トマトベースのソース(とろみがあるため「あん」と称されたのだろう)は他の店よりも若干マイルド(と思う)、そして胡椒の効きもほどほどで、食べ易い気がした(曖昧な自己基準)。うん、この味なら「外し」は無いだろう。たっぷりのった野菜類と一緒に完食(タケノコが入っているのは意外だった)。他にも多種多様な具材のバリエーションがあり、それぞれのネーミングも独特だが、自分の好みの具材を見つけるのも楽しいだろうな。(勘定は¥740)

スパゲッティハウス チャオ 栄町ビル店 

愛知県名古屋市中区錦3-23-31 栄町ビル地下1階

※令和3年9月を以て閉店されました

 

( さかえまちビル 閉店 廃業 )

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