ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

あずまや @三重県桑名市

2024年07月13日 | 三重県(老舗)

あまり天候は良くなかったが、久しぶりに三重県桑名市へ。過去に何度も訪れているので、自分の知らない町もだんだん”勝手知ったる”感じになっていくのは面白いもの。近代建築関係はだいたい観て回ったが、この日は桑名市博物館の企画展で面白そうなのがあり出掛けてみた。だが痛恨の日程記憶違い。開催は翌週からだった…(苦笑)。

傷心のまま食事に向かったのは七里の渡しにも程近い川口町にある洋食レストラン「あずまや」。創業は昭和21年(1946)とのこと。建物はドイツ民家風だが、入口に風除室がある。中に入ると吹き抜けていて、フロアーにテーブル席が5つ程。奥に個室もあるようだ。螺旋階段があるので以前は2階も使っていたのかな。給仕はご高齢の女将。ステーキなどクラシックな洋食の他にセットや弁当、それに名物の蛤料理もあるメニュー。散れていて少々読み取り辛いが、中からお願いしたのは「ビーフスカロップエッグ」と「ホワイトライス」。年季が入って少々雑多な感じの店内で弦楽のBGMを聴きながら出来上がりを待つ。

運ばれた「ビーフスカロップエッグ」は、ビーフカツにオレンジ色のソース、上にはゆるゆるの目玉焼きが2つのっている。2つのるのは奇しくも同じ桑名の「キッチン寿」の「スカロップエッキス」と同じ!(ちょっと興奮)。何か似た出自でもあるのかな。付け合わせは千切りキャベツにポテサラ、トマトにきゅうり。「ホワイトライス」は平皿の普通のライス。量はかなり少なめ。ナイフとフォークでいただく。カツの揚げは軽めでソースに浸っている。ソースは最初マイルドなデミグラス・ソースかなと思ったがオーロラ・ソースっぽくもあるしよく分からない。ゆるくてすぐに潰れてしまった黄身をソースに絡めつつカツと一緒に頬張る。旨い。でも2つもあるのですぐにソースと混ざってしまい、ソース自体の味はより分かり辛くなった。いつ頃からある品かは分からないが、きっと玉子を2つも使うのは贅沢なことだったんじゃないかな。次は「あずまやオリジナルカレー」をいただこう。(勘定は¥2,200)

 

 

れすとらん あずまや

三重県桑名市川口町10

 

( 桑名 くわな 七里の渡し しちりのわたし 東屋 洋食 西洋料理 レストラン スカロップ 目玉焼 はまぐり )


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブゼン @岐阜県岐阜市 | トップ | えびすや @名古屋市千種区... »

コメントを投稿

三重県(老舗)」カテゴリの最新記事