河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

奇跡の教室

2011-04-30 | 大学
今日は本学園の「創立者の日」で、加計 勉名誉理事長の墓参のあと「創立者 加計 勉 先生を語る会」に参加した。

その帰り道、立ち寄った書店で平積みされていた「奇跡の教室」という本を購入した。

エチ先生と『銀の匙』の子どもたち
奇跡の教室
伝説の灘高国語教師・橋本式の流儀
著/伊藤氏貴

あまりのおもしろさに引き込まれ、一気に読み終えてしまったが、この本は教育というものについて改めて考えさせる本である。
この本に出会ったのも「創立者」のおかげかもしれない。

灘校が同じ教師が6年間ずっと指導していくというスタイルを取っていることは知っていた。
しかしその中で文庫本『銀の匙』だけを3年間かけて読むという空前絶後の授業をずっと続けた橋本武(現在98歳)という先生がいることは今回初めて知った。

伝説のスロウ・リーディング授業とのことだが、授業はあちこちに脱線して、テーマを見つけた生徒はどこまでも調べていき、理解を深める。
膨大なプリントを配布して、生徒はそれに自由に考えたことを記載する。
3年間のプリントを綴じると自分だけの本ができあがる。

これは究極のポートフォリオ(最新の教育法でアメリカで生まれたもの)である。

この授業の方法は、大学の講義や実習にも生かせそうに思う。
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