河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

大阪大学医学部名誉教授よりお便り

2011-10-20 | 研究・講演
最近は、予期せぬ問い合わせや見学が多いということを先日書いたが、大学にはいろいろな郵便物が送られてくる。
昨日、大学の郵便受けに小さなパック便が入っており、開封してみるとどなたかの書かれた書籍が入っていた。
誰かが書かれた本を講義の参考図書として使って欲しくて献本してきたのかと思いきや、中に手紙が同封されていた。

何と送り主は大阪大学名誉教授の小野啓郎先生であった。
いったいこれは何だろうかと手紙を読んでみると驚くべきことが書かれてあった。

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吉備国際大学 保健科学部
教授 河村顕治先生

冠省 唐突に手紙を差し上げて失礼します。
小生は化石の年代に相当する整形外科医です。

先生が創作された腰痛緩和座位補助具buck up(最近はシーティングベルトと呼んでいらっしゃるのか・・・)に興味を惹かれました。
座位における腰痛緩和もさることながら介護者に多い腰痛にも有効ではないかと考えたのです。
closed kinetic chain(A Steindler に私たちの時代は学びました)のお考えにも納得。
この関連の研究論文や説明資料などいただけると幸いです。
拙著を同封します。
お暇な折りに目を通してください。
ますますのご活躍を祈る。

2011-10-17 小野 啓郎

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最後には印も押しておられるので、まさか偽物ではないと思うが、この様な高名な先生からお手紙を頂くのは初めてである。
にわかには信じがたい。

しかし、(A Steindler に私たちの時代は学びました)という一文は、正にあの世代でないと書けないことである。
実は、これまでにも岡大整形外科の古い先生方数人から同じことを聞かされたことがある。
Steindler の Kinesiology は当時の整形外科医のバイブルだったのである。

畏れ多いことであるが、本当にありがたいことであり、早速資料を準備して送らせて頂くことにする。
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