河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

諸行無常

2016-09-14 | 医学・医療
最近、通勤途上、Audibleで吉川英治の新・平家物語を聴いている。

祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ

そのせいというわけではないが、最近は無情を感じることが多い。

写真は、玉野市にあるもと信用金庫の建物であるが、閉鎖された後を私が関わっている病院が借り受けてデイケアの施設として使用していたところである。

病院が整理されることになって契約を打ち切ったのだが、その後、あれよあれよという間に解体されてしまった。

今朝の報道でも2015年度の医療費(概算)の総額が、前年度比約1・5兆円増の41・5兆円になったと報道されている。

今後ますます医療を取り巻く環境は厳しくなり、まずは中小の病院で競争力のないところから退場を迫られる。

仕方のないことであるが、寂しくて仕方がない。









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