ーバーニー/みんなが愛した殺人者ーBERNIE
2011年 アメリカ 99分
リチャード・リンクレイター監督 ジャック・ブラック(バーニー・ティーディ)シャーリー・マクレーン(マージョリー・ニュージェント)マシュー・マコノヒー(ダニー・バック・デヴィッドソン)
【解説】
『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックとリチャード・リンクレイター監督が再びタッグを組んだブラックコメディー。町の有名人が、気難しくて煙たがられている老女を殺害した、1996年にテキサスで実際に発生した事件のてん末を、当事者を知っている住民たちの証言を挿入しながら描く。ジャックふんするバーニーには心を許していた偏屈者を、オスカー女優シャーリー・マクレーン、バーニーを追及する地方検事を、実力派マシュー・マコノヒーが演じる。
【あらすじ】
テキサス州の片田舎で葬儀屋を経営するバーニー(ジャック・ブラック)は、誠実な人柄で町の誰からも愛されていた。やがて彼は、金持ちの未亡人マージョリー(シャーリー・マクレーン)と仲良くなり、いつしか銀行口座の管理を任されるほど信頼されるように。しかし、ふとしたことで彼女を殺害してしまったバーニーは、その後もマージョリーが生きているかのように振る舞い……。(シネマトゥデイ)
【感想】
「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックとリチャード・リンクレイター監督が再びタッグということですが、私はそれほどいいとは思いませんでした。
実話がベースで、本当に嫌味な老婦人マージョリー(シャーリー・マクレーン)だったようですが、それでも殺されるほどの人物ではないと思いました。
それにしても、この町でのバーニー(ジャック・ブラック)の評判はすこぶるいいですね。
人を殺して、それを冷凍庫に隠していたような人物なんですが。
この町にある時流れ着いて、居座った人物のようです。
人の気持ちを掴むのがうまい人なのでしょう。
小さな町の葬儀屋で働くバーニーは、頼まれるとイヤとはとは言えない性格で、町の人気者。
特に、老婦人たちの覚えがよく、未亡人でお金持ちだが人が悪いので嫌われ者のマージョリーにさえも親切に接しました。
マージョリーの信頼を勝ち得て、まるで愛人のように一緒に過ごすようになった二人ですが、マージョリーの性格の悪さにとうとうキレて、後ろから銃弾を浴びせるバーニー。
住民たちの証言で構成されているスタイルですが、なんとも口ばかりの無責任な世間の人々。
こういう描き方をしているのも、この事件に対する皮肉なのかもしれません。
ラストでご本人とジャック・ブラックがご対面している写真も映し出されていましたが、本当のところは、どういう人なのかなあと興味はわきました。
ジャック・ブラック、歌がうまい!!
たしかに意地悪ばあさんwだったけど、よく耐えてたよね。
あるとこでプッツン切れたんだろうね。
その後もなんだか普通に暮らしていたバーニーさん、かなり変わった人物^^
見ているときは面白かったけど、やはり無抵抗な老人を後ろから撃って殺しちゃいかんでしょう?
しかも、自宅の冷凍庫に死体を入れておくなんて、ホラー映画のテーマよね。
証言をしている村の人たちも無責任な発言で、全部まとめて皮肉な映画なのかなあ?と深読みしてしまいました。
一筋縄でいかない映画、ですかね。
ほんと、一筋縄では行かない。
それにしても、ジャックは歌うまいねー。