マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

判決前夜~ビフォアアンドアフター~

2006-06-30 20:52:31 | 映画ーTV
1995年バーベット・シュローダー監督 メリル・ストリープ 、リーアム・ニーソン 、エドワード・ファーロング 、ジュリア・ウェルドン 、アルフレッド・モリナ

<解説>
殺人事件の容疑者になった少年を軸に揺れ動く家族の姿を描くサスペンス。ロゼリン・ブラウンのベストセラー小説『判決前夜』(邦訳・新潮文庫)を「羊たちの沈黙」「陪審員」のテッド・タリーが脚本化。監督には「運命の逆転」「死の接吻」のバーベット・シュローダーがあたった。

<あらすじ>
ニューハンプシャー州の静かな町、ハイランド。小児科医のキャロライン・ライアン(メリル・ストリープ)は、自分の勤務する病院に運びこまれた少女の死体をみて驚く。彼女は17歳の息子ジェイコブ(エドワード・ファーロング)のクラスメートのマーサだったのだ。彫刻家である夫ベン(リーアム・ニーソン)とジェイコブの妹ジュディス(ジュリア・ウェルドン)が待つ家に帰宅したが、車があるのにジェイコブの姿がみえない。そこへ地元の警察署長が来訪し、なんとジェイコブがマーサ殺しの容疑者だというショッキングな事実を伝える。

<感想>
日本でも、思春期の少年の起こす犯罪が目立つが、この主人公も17歳。
その朝も父親とひどい喧嘩をして家を飛び出していった。
血の付いた手袋やジャッキをみつけて動転する父親。
息子を助けるために証拠を隠滅してしまう。
潜伏していた友達の家から息子は逮捕され、裁判の闘い方を巡って父と母の意見は対立、一家はバラバラになってしまう。
確かに、事実はひとつだけど、父親の盲目的な愛と責任感が、息子を追いつめ、母も苦しめる。
結果は、観客の思いに近いところに落ち着いてヤレヤレだけど、こういう状況になったら、果たして親はどういう態度を取るか、難しい問題だと思った。
この一家は、もう一度愛と信頼を取り戻せるだろうか。

メリル・ストリープが自制的な母親、リーアム・ニーソンが激情型の父親、エドワード・ファーロングがナイーブな息子。アルフレッド・モリナが野心溢れる弁護士を好演していました。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんなことになったら (ミーママ)
2006-07-01 18:57:21
いつだったか見たよ。

つい、子供のためと証拠隠滅、そのせいでどんどん泥沼って感じでしたっけ?



ファーロング君、いかにも線の細い思春期の若者、って感じだった。



でも、ここにもモリーナさん・・・ほんとによくいろんな映画に出てくるお人です。
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考えさせられる… (よう)
2006-07-02 10:38:11
ねえ、親だったら、リーアム・ニーソンの父親の気持ち、責められないよね。

でも、結局それって子供を信じていないということよね。

私は、最後の最後まで子供を信じたいなあ。

でも、そんな強い親になんかなれそうもないよ。
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