マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

マーシャル・ロー

2008-02-15 19:08:04 | 映画ーTV
ーマーシャル・ローーTHE SIEGE
1998年 アメリカ エドワード・ズウィック監督 デンゼル・ワシントン(アンソニー・ハバード)アネット・ベニング(エリース・クラフト/シャロン・ブリッガー)ブルース・ウィリス(ウィリアム・デヴロー将軍)トニー・シャルーブ

【解説】
ブルース・ウィリス、デンゼル・ワシントン共演の政治ドラマ。大都市ニューヨークでテロ事件が勃発。戒厳令が敷かれ、さながら戦場と化したNYで、陸軍・FBI・CIAの思惑が激しく交錯する。シミュレーション的側面も持つ、リアルで時事的な描写が特筆もの。アネト・ベニング共演。NYのブルックリンで、バスジャックのテロ事件が起きた。テロリズム対策部長のハバードは、事件の犯人の背後に政治的な思惑を感じ取る。(allcinema ONLINE)

【感想】
ここんとこ少し、デンゼル・ワシントン特集っぽいですね。

途中から、「この映画って、9.11の前なの?」と気になりだすほど、あの事件を思い出させる映画でした。
これを、事件以前に見た人と、以後に見た人では評価も感想も変わって来るのではないでしょうか。

マーシャル・ローは戒厳令のことだそうです。
原題は「THE SIEGE」。

イスラム教のシークをウィリアム・デヴロー将軍(ブルース・ウィリス)率いるアメリカ軍の一部隊が非合法に拉致したことが事件の発端でした。
イスラム過激派の自爆テロが軍の施設を爆破して多数の被害を出したのが原因でした。

そして、ニューヨークでは爆弾テロが多発し、ハブ(デンゼル・ワシントン)が指揮するFBIのテロ対策班が、犯人グループを潰しても潰しても、さらにエスカレートして行くとということで、戒厳令が敷かれ、軍隊が治安維持に乗り出してくる事態となります。
疑わしい中東から来た人々をスタジアムに逮捕監禁して、それに反対するデモ隊も出て、街は騒然となって行きます。

闇で中東などで暗躍して来たCIA工作員にアネット・ベニング。
二つの名前を持つ女でした。
やはりうまかったです。
デンゼルとの演技対決、なかなか見物でした。

それにしてもCIAは、この映画で言われているように、現地の人を味方にして、爆弾の作り方まで教えたなんて、本当なのでしょうか。
その後、冷戦が終わり、放り出された工作員は、そりゃ恨むでしょう。

最終的には、「犯罪者は法によって裁かれる権利があり、それは長い間、みんなで努力して勝ち得たものなんだ」というハブの言葉に、大義でがちがちになっていた将軍も心を動かされるというラストですが、これは、9.11を経験した人の耳には届きにくい言葉となったようです。

青いドレスの女

2008-02-15 19:06:14 | 映画ーTV
ー青いドレスの女ーDEVIL IN A BLUE DRESS
1995年 アメリカ カール・フランクリン監督 デンゼル・ワシントン トム・サイズモア ジェニファー・ビールス ドン・チードル モーリー・チェイキン テリー・キニー メル・ウィンクラー リサ・ニコル・カーソン レニー・ハンフリー

【解説】
市長選に立候補中の大富豪カーターの愛人で、3万ドルの大金を持ち逃げしたダフネを捜すという仕事を引き受けた黒人労働者イージー。彼はダフネの前の愛人である黒人ギャングの情報を得た後、警官に逮捕されてしまうが、かつてカーターと市長選で争った資産家テレルも接触してきた。やがてイージーの元に、ダフネ本人からの連絡が入る。青いドレスに身を包んだダフネの美しさに息をのむイージー。だが彼女の頼みで同行した場所には死体が転がっていた……。40年代のロスを舞台にしたW・モズレイの『ブルー・ドレスの女』の映画化。(allcinema ONLINE)

【感想】
まるでレイモンド・チャンドラーの小説のようなハードボイルドな映画でした。
アメリカのギャング時代の失業中の黒人イージー(デンゼル・ワシントン)が主人公。

イージーが行きつけの飲み屋で求人広告を見ていると、大統領候補カーターの元婚約者ダフネ(ジェニファー・ビール)を探してくれと依頼があった。

渋々ながらも引き受けて、ダフネのいるといわれる秘密バーに行き、彼女の女友達と出会う。
彼女の誘惑に乗り、朝まで関わっていたら、その後彼女は死体となって発見される。

ダフネに会い、彼女が生きたいという場所に行くと、ここにも死体が!!

手を引こうにも、ふたつの殺人事件の容疑者となり、カーターのライバルテレルもイージーに接触してくるし、謎は深まるばかり。

手に負えないと助っ人を求めたのが、幼なじみのマウス(ドン・チードル)。

彼の登場で、映画の雰囲気は一変しました。
このころからすごい人だったんですね。

このマウスって人物、いわゆる切れた人で、その人が2丁拳銃を振り回すからアブナくてしょうがないんだけど、彼のキャラクターの良さで笑えます。

惜しいのは、ダフネの存在感のなさ。
ジェニフアー・ビールは「フラッシュダンス」であんなに輝いていたのになあ。
なぜか、魅力が足りなかったです。

もっとも、出生に秘密を持つ薄幸な美女という役どころなので、これでいいのかもしれませんが。


「シャンハイ・ヌーン」「シャンハイ・ナイト」

2008-02-15 19:04:33 | 映画ーDVD


ーシャンハイ・ヌーンー
200年 アメリカ トム・デイ監督 ジャッキー・チェン オーウェン・ウィルソン ルーシー・リュー ブランドン・メリル ロジャー・ユアン ザンダー・バークレイ ユー・ロングァン

【解説】
1881年、中国・紫禁城からペペ姫が誘拐された。犯人は身代金として金貨10万枚、人質との交換場所をアメリカ・ネヴァダ州カーソン・シティと要求してきた。だが身代金を運ぶためアメリカへ渡った一行は、列車強盗に遭遇。カバン持ちチョン・ウェンは仲間とはぐれるが、荒野の果てで出会ったのは仲間から見放され砂漠に埋められていた列車強盗団のボス、ロイ・オバノンだった。やがて意気投合した二人は、協力してペペ姫を救出しようとする。(allcinema ONLINE)

【感想】
この映画は、カンフーとウエスタン、発想の新鮮さが売りなんでしょうね。

ジャッキー・チェンのアクションとオーウェン・ウィルソンのおとぼけ。
うまくかみ合っているのかな?
私には少し謎でした。

ルーシー・リューのお姫様、もう少しはちゃめちゃでもよかったんじゃないかなあ。
わりと、型通りの作りでした。

ジャッキーのインディァンメイクとか、おすわりする馬だとか、かわいい仕掛けはいっぱいありました。



ーシャンハイ・ナイトー
2003年 アメリカ デヴィッド・ドブキン監督 ジャッキー・チェン(チョン・ウェン)オーウェン・ウィルソン(ロイ・オバノン)ドニー・イェン(ウー・チョウ)アイダン・ギレン(ラスボーン卿)ファン・ウォン(リン・ウェン)

【解説】
 1880年代、アメリカ西部の町。ここで保安官をしていたチョンのもとに中国にいる父親が殺され、皇帝の印が盗まれたとの報せが届く。その報せを寄こしたチョンの妹リンは、そのまま犯人を追ってロンドンに向かった。父の復讐と妹の身を守るためチョンもまたロンドンへ向かう決意をする。彼はロンドンまでの旅費を受け取るためニューヨークにいたかつての相棒のロンのもとを訪ねる。お調子者のロンも、チョンの話を聞き一緒にロンドンまで同行することに。船に乗り無事ロンドンに到着した2人は、さっそくリンの行方を捜すのだったが…。(allcinema ONLINE)

【感想】
「シャンハイ・ヌーン」の続編ですが、監督も違うし、主演の二人以外はキャストも全然違いました。
お座りする馬だとか、ロイの妄想だとか、前作踏襲のセオリーは見られましたが。

オーウェンのキャラが際立って、こっちの方が面白かったです。

ロンドンが舞台なだけに、シャーロック・ホームズやチャーリー・チャップリンなんかの名前で笑えました。