ーマーシャル・ローーTHE SIEGE
1998年 アメリカ エドワード・ズウィック監督 デンゼル・ワシントン(アンソニー・ハバード)アネット・ベニング(エリース・クラフト/シャロン・ブリッガー)ブルース・ウィリス(ウィリアム・デヴロー将軍)トニー・シャルーブ
【解説】
ブルース・ウィリス、デンゼル・ワシントン共演の政治ドラマ。大都市ニューヨークでテロ事件が勃発。戒厳令が敷かれ、さながら戦場と化したNYで、陸軍・FBI・CIAの思惑が激しく交錯する。シミュレーション的側面も持つ、リアルで時事的な描写が特筆もの。アネト・ベニング共演。NYのブルックリンで、バスジャックのテロ事件が起きた。テロリズム対策部長のハバードは、事件の犯人の背後に政治的な思惑を感じ取る。(allcinema ONLINE)
【感想】
ここんとこ少し、デンゼル・ワシントン特集っぽいですね。
途中から、「この映画って、9.11の前なの?」と気になりだすほど、あの事件を思い出させる映画でした。
これを、事件以前に見た人と、以後に見た人では評価も感想も変わって来るのではないでしょうか。
マーシャル・ローは戒厳令のことだそうです。
原題は「THE SIEGE」。
イスラム教のシークをウィリアム・デヴロー将軍(ブルース・ウィリス)率いるアメリカ軍の一部隊が非合法に拉致したことが事件の発端でした。
イスラム過激派の自爆テロが軍の施設を爆破して多数の被害を出したのが原因でした。
そして、ニューヨークでは爆弾テロが多発し、ハブ(デンゼル・ワシントン)が指揮するFBIのテロ対策班が、犯人グループを潰しても潰しても、さらにエスカレートして行くとということで、戒厳令が敷かれ、軍隊が治安維持に乗り出してくる事態となります。
疑わしい中東から来た人々をスタジアムに逮捕監禁して、それに反対するデモ隊も出て、街は騒然となって行きます。
闇で中東などで暗躍して来たCIA工作員にアネット・ベニング。
二つの名前を持つ女でした。
やはりうまかったです。
デンゼルとの演技対決、なかなか見物でした。
それにしてもCIAは、この映画で言われているように、現地の人を味方にして、爆弾の作り方まで教えたなんて、本当なのでしょうか。
その後、冷戦が終わり、放り出された工作員は、そりゃ恨むでしょう。
最終的には、「犯罪者は法によって裁かれる権利があり、それは長い間、みんなで努力して勝ち得たものなんだ」というハブの言葉に、大義でがちがちになっていた将軍も心を動かされるというラストですが、これは、9.11を経験した人の耳には届きにくい言葉となったようです。
1998年 アメリカ エドワード・ズウィック監督 デンゼル・ワシントン(アンソニー・ハバード)アネット・ベニング(エリース・クラフト/シャロン・ブリッガー)ブルース・ウィリス(ウィリアム・デヴロー将軍)トニー・シャルーブ
【解説】
ブルース・ウィリス、デンゼル・ワシントン共演の政治ドラマ。大都市ニューヨークでテロ事件が勃発。戒厳令が敷かれ、さながら戦場と化したNYで、陸軍・FBI・CIAの思惑が激しく交錯する。シミュレーション的側面も持つ、リアルで時事的な描写が特筆もの。アネト・ベニング共演。NYのブルックリンで、バスジャックのテロ事件が起きた。テロリズム対策部長のハバードは、事件の犯人の背後に政治的な思惑を感じ取る。(allcinema ONLINE)
【感想】
ここんとこ少し、デンゼル・ワシントン特集っぽいですね。
途中から、「この映画って、9.11の前なの?」と気になりだすほど、あの事件を思い出させる映画でした。
これを、事件以前に見た人と、以後に見た人では評価も感想も変わって来るのではないでしょうか。
マーシャル・ローは戒厳令のことだそうです。
原題は「THE SIEGE」。
イスラム教のシークをウィリアム・デヴロー将軍(ブルース・ウィリス)率いるアメリカ軍の一部隊が非合法に拉致したことが事件の発端でした。
イスラム過激派の自爆テロが軍の施設を爆破して多数の被害を出したのが原因でした。
そして、ニューヨークでは爆弾テロが多発し、ハブ(デンゼル・ワシントン)が指揮するFBIのテロ対策班が、犯人グループを潰しても潰しても、さらにエスカレートして行くとということで、戒厳令が敷かれ、軍隊が治安維持に乗り出してくる事態となります。
疑わしい中東から来た人々をスタジアムに逮捕監禁して、それに反対するデモ隊も出て、街は騒然となって行きます。
闇で中東などで暗躍して来たCIA工作員にアネット・ベニング。
二つの名前を持つ女でした。
やはりうまかったです。
デンゼルとの演技対決、なかなか見物でした。
それにしてもCIAは、この映画で言われているように、現地の人を味方にして、爆弾の作り方まで教えたなんて、本当なのでしょうか。
その後、冷戦が終わり、放り出された工作員は、そりゃ恨むでしょう。
最終的には、「犯罪者は法によって裁かれる権利があり、それは長い間、みんなで努力して勝ち得たものなんだ」というハブの言葉に、大義でがちがちになっていた将軍も心を動かされるというラストですが、これは、9.11を経験した人の耳には届きにくい言葉となったようです。
9.11が起こる前にこんな映画が作られていたのは 驚きですね!
9.11はこの映画を参考にしたのではないの?と思え 怖かったです。
デンゼルワシントンは 何をしても迫力があるし この映画のアネットバニング 綺麗でしたね・・・
以前に見たので記憶は定かではないけど、それが印象に残ってます。
アネット・ベニング・・・出てたっけ~?覚えてないわ(^^ゞ
↓青いドレス~は見たことないです。
デンゼル特集やってるんですね~
この映画を、9,11より前に見た人は預言したのかと思ったことでしょう。
あとから見た人はマネをしたのかも、と思うわね。
勝手に拉致するし、証人を拷問して死なせてしまうし。
そうそう、証人を裸でトイレで尋問するシーンも、イラク戦争で問題になったことと同じだったね。
ということは、イラク戦争以前にもこういうことが軍隊では行われていたということなのね?
こわ~
この映画は、かなりしっかりした取材をしているということなのでしょうか?
アネット、CIAのエージェント役だからね、ショートカットでどことなく投げやりで、変わったキャラクターでした。
「青いドレス」ハードボイルドです。
気に入るかも…
意識してデンゼル特集というわけではないけど、選ぶ映画がなんか偏っています。
The Siege:包囲 包囲攻撃
でした。
ソ連がアフガニスタンに侵攻したときソ連と対抗するため、CIAがゲリラに武器を供与し、戦い方を教えてきたのは事実です。ソ連が撤退したら、CIAはアフガニスタンから引き上げました。現在アフガニスタンでアメリカに対抗している勢力に、CIAから戦い方を指導された人たちがいるとのことです。
ガンタナモ基地などでは、今もアメリカ政府に法的手続き無しで拘束され、暴行を受けたりしている人たちがいる。
この映画を見ただけではわかりませんが、大国の思惑がからんでの結果だということは想像できます。
一日も早く、紛争が終わることを祈らずにはいられません。