マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

L change the WorLd

2008-02-19 09:46:51 | 映画ー劇場鑑賞
ーL change the WorLdー
2008年 日本 中田秀夫=監督 松山ケンイチ(L)工藤夕貴(久條希美子)福田麻由子(二階堂真希)南原清隆(駿河秀明)平泉成(松戸浩一)福田響志(BOY)正名僕蔵 金井勇太 佐藤めぐみ(三沢初音)石橋蓮司 藤村俊二(ワタリ)鶴見辰吾(二階堂公彦)高嶋政伸(的場大介)

【解説】
『DEATH NOTE デスノート』シリーズで“キラ”こと夜神月を追いつめた、もう1人の主人公“L”を主役にしたスピンオフムービー。前後編で完結した『DEATH NOTE デスノート』とは違う新たな視点からLの謎に迫り、Lの最期の23日間を追うサイドストーリーが展開する。ハリウッドでの活躍も目覚しい『怪談』の中田秀夫監督がメガホンを取り、自身初となる本格派アクションを織り交ぜたドラマをサスペンスフルに演出。L役の松山ケンイチ、ワタリ役の藤村俊二が続投するほか、特殊メークを施した悪人役の高嶋政伸、Lを助ける男役の南原清隆らが新たな“デスノ”の世界を彩る。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
名前を書かれた人間は必ず死に至る“デスノート”を駆使して犯罪者を粛清、新世界の神になろうとした“キラ”こと夜神月の野望を阻止するため、天才的な頭脳で応戦したL(松山ケンイチ)。しかし、キラ事件の解決には、Lにとって多くの代償が伴った。そんなLの前に、彼自身が解決しなくてはならない難事件が立ちはだかった。(シネマトゥデイ)

【感想】
『DEATH NOTE デスノート』には全く興味がなかったのに、この映画の予告編にはすごく心を動かされていました。

去年、日本アカデミー賞を見に行った時に松山ケンイチファンという女性とお話しさせていただいて、名前がインプットされていました。
そしたら、「スウィーニー・トッド」のジャパンプレミアにゲストとして招待されていて、その後、「ジョニーに影響されて…」という発言も聞き、日本の若手俳優の中ではかなり注目しています。

「L change the WorLd」の公開のために、TVで放送された『DEATH NOTE デスノート』後編を娘と一緒に見ました。彼女は原作も読んでいて、いろいろ教えてもらったので、Lという人物の輪郭はわかっていました。

 DEATH NOTEを持つL

Lと夜神月との死闘は、Lの勝利に終わったが、その代償も大きかった。
Lは自らデスノートに自分の死ぬときを書き、それが23日後に迫っていた。
彼が信頼を寄せるワタリも死んだ。
しかし、彼に導かれるように二人の子供が、Lを頼って転がり込んできたー

私は、とても面白かったです。
「L」は松山ケンイチによって、とても魅力的なキャラクターに仕上がっていました。
この映画は「L」=松山ケンイチがすべてではないでしょうか。
異様な出で立ちのLですが、だからこそ、みんなが忘れている人間らしさが表現できたのだと思いました。

 工藤夕貴と高嶋政伸

もう一人、高嶋政伸が演じた的場という人物も興味深い悪者でした。
彼の悪人メイクもよかったと思いました。

ストーリーとかシチュエーションとか、確かに緻密ではないけど、これでも全然構わなかったです。
南原清隆のFBIもあまり気にならなかった。
むしろ、工藤夕貴の演技の方が不自然に思ったのはなぜかなあ。

総合的に、とても満足できた映画でした。
この魅力的な「L」が、いなくなる存在だとはじめからわかっていたけれど、終わってなおさら惜しい気がします。

この映画のよさをなかなか説明しにくいけど、映画の使命のひとつであるエンターテイメント性を満たしているからだなあと思いました。